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海外現地発ガイド通信

王宮の丘へ上がるにはレトロなケーブルカーで


掲載日:2013/12/14 テーマ:鉄道 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: すごい! 鉄道 登山鉄道


城バスに乗って王宮の丘へ行くのが一般的

クラーク・アーダーム広場から眺めるシクロー クラーク・アーダーム広場から眺めるシクロー

ブダペストの人気観光スポット、王宮の丘は一般車両の乗り入れを禁じている。許されているのは住民の自家用車、タクシー、そして城バスと呼ばれるちょっと小さめのバスだけだ。そのため王宮の丘は交通量も極めて少なく、排気ガスも感じることがなくて快適に過ごせる。城バスは地下鉄2号線、通称“赤い地下鉄”のセール・カールマン広場(かつてのモスクワ広場)駅から出ている。駅を出て向かいの階段を上がったヴァールフォク通りVarfok ut.に停留所がある。16番、16A番、116番の3種類で停留所には城のマークが付いているので判りやすい。これに乗ってマーチャーシュ教会前の三位一体広場で降りればよい。王宮の丘は歩いて回れる広さだ。

それよりケーブルカーで丘へ登ってみよう

どの車両からも良い景色が得られるように造られている どの車両からも良い景色が得られるように造られている

王宮の丘へ行く時に最もお薦めしたいのがブダヴァーリ・シクロー。シクローとはアプト式のケーブルカーだ。ペスト側からくさり橋を渡ったブダ側のクラーク・アーダーム広場に駅がある。中央に花壇のロータリーがあるだけの広場だが、ここを起点としてブダペストから何キロ離れているか計算されゼロ地点でもある。ブダのトンネルを出て橋を渡ろうとする車が猛スピードで走ってくるので要注意。そのトンネルの左側にシクローの駅がある。ガラスと緑色の鉄で造られた駅は、なんだかとても垢抜けている。ところがこのシクロー、140年以上も前にできたケーブルカーなのだ。

ヨーロッパで2番目に早かったアプト式ケーブルカー

途中から眺めるくさり橋と対岸のペスト地区 途中から眺めるくさり橋と対岸のペスト地区

ブダペストのシクローは1870年3月2日に開通した。これより少し前にフランスのリヨンで同じアプト式登山電車が開通している。当時のヨーロッパではこの2都市でしか走っていなかった。第二次世界大戦で駅舎と車両が破壊され、戦後、再建すべきか取り壊すべきか長い間議論が交わされた。取り壊してエスカレーターを取り付けよう、という話も持ち上がった。しかしながら最終的にはオリジナル通りに再建されることが決まり、ようやく1986年に新たなシクローが開通した。リヨンのケーブルカーは新型車両に代わっているが、ブダペストのものはレトロな雰囲気を保ったままである。

ブダの丘に似合うアールヌーヴォー駅舎

ずっと眺めていたくなるシクローの駅舎 ずっと眺めていたくなるシクローの駅舎

3つの箱をくっつけたような車両だ。段差があるのでどの箱からもドナウ川とくさり橋、その向こうのペスト地区が良く見える。崖の途中、レールの上方には2カ所に橋が架かって見晴らし台になっている。シクローは急勾配の崖をあっという間に上がってしまう。丘の上まで登りきらないうちに写真を撮っておこう。この微妙な高さから眺めるくさり橋、ペストの風景は得難いものだ。シクローで丘の上に降り立って驚いた。駅舎が美しいアールヌーヴォー様式なのだ。すぐ脇に王宮庭園入口がある。静かなブダの丘の散策は、まず、このシクローでレトロな気分を味わってから始めよう。

データ

くさり橋のたもとから眺める王宮の丘 くさり橋のたもとから眺める王宮の丘

シクローの運行時間は毎日7:30から22:00まで
料金は片道1000フォリント、往復券は1700フォリント
※ ブダペスト公共交通の24時間券、72時間券、7日券などは使用不可
乗車券は乗る時に窓口で購入する

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2013/12/14)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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