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海外現地発ガイド通信

春はゲッレールトの丘でちょっとしたお花見を


掲載日:2015/02/26 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: 街歩き 公園 春にオススメ


こんな所で桜を観賞できるとは意外

丘の中腹にあるバーロシュ派教会の十字架 丘の中腹にあるバーロシュ派教会の十字架

 ブダペストは町の中をドナウ川が北から南へと流れて行く。ドナウで分けられた右岸は中世に建設された城があるブダ地区、左岸は19世紀になって目覚ましい発展を遂げたペスト地区。古いブダ地区には3つの丘が連なっている。北端が高級住宅地の“バラの丘”、真ん中が王宮やマーチャーシュ教会など観光スポットになっている“王宮の丘”、そして南端が“ゲッレールトの丘”だ。ゲッレールトの丘は標高235mと、そう高い丘ではないが見晴らしが良く、ドナウ川の眺めが素晴らしい。ドイツに源を発し、10か国を流れて黒海へ至るドナウ川はブダペストでの眺めが一番美しいと言われている。そのブダペストの中でも、ここゲッレールトの丘からの眺めが最も美しい。

これぞ絶景ドナウ川!

ドナウに架かる橋は手前がエルジェーベト橋、その向うがくさり橋 ドナウに架かる橋は手前がエルジェーベト橋、その向うがくさり橋

 まだ3月半ば、ブダペストの春は始まったばかりというのにゲッレールトの丘は桜の花盛りだった。その年によって春の気候は様々で、寒い時は5月頃まで桜は咲かない。ところが最近は地球温暖化のせいかヨーロッパは暖かい冬が多く、場合によっては東京より早く桜が満開になる。ゲッレールトの丘へは路線バスがなく、乗り降り自由の観光バス「ホップオン・ホップオフ」で上がるか徒歩で登るしかない。徒歩の場合はエルジェーベト・ヒード(エリーザベト橋)の方から、あるいはサバッチャーク・ヒード(自由橋)の方から登る。低い様に見えても歩くと結構きつい。しかし登る毎に変わるドナウ川の景色は形容しがたく、最も美しいと言われることが実感できる。

こんな所でのんびり日向ぼっこをしていたい

要塞の端で読書をしている女性 要塞の端で読書をしている女性

 ゲッレールトの丘には19世紀半ばにオーストリアによって建設された要塞跡がある。その元になったのはローマ帝国の駐屯地時代に建てられた小さな砦だ。ハンガリーの歴史が始まるとこの砦は使われなくなり、朽ち果てていった。いつの間にかゲッレールトの丘は魔女たちが集まる場所、と噂され、信じられていった。そんなことを知る人は今、ブダペスト市民でもほとんどいない。要塞跡はツィタデラと呼ばれ、東西に長い。東の端はドナウ川の方に突き出ている。丘の上にはあちらこちらにベンチがあるが、要塞の淵に座って寛いでいる人もいる。早春の光は強く、風がないと暑いくらいだ。

社会主義の遺物も今やブダペストのシンボル

桜の向うに「自由の像」が立つ 桜の向うに「自由の像」が立つ

 ゲッレールトの丘を遠くから眺めると、丘の上に像が立っているのが判る。ヤシの葉を両手に持って掲げている女性像で「自由の像」と呼ばれている。第二次世界大戦後にソ連兵の慰霊碑として建てられたものだが、社会主義時代が終ってもここに立ち続けている。体制が変わった時、この像の撤去をめぐって議論が交わされた。しかし40年以上も丘の上に立っていた女性像はすっかりブダペストのシンボルとなってしまった。また「自由の像」であったことからも撤去は見合され、保存することが決まった。早春のゲッレールトの丘。他の草木は殆どがまだ枯れたままだが、桜だけは美しく咲いている。

 データ

自由橋の方から登って行く階段の道 自由橋の方から登って行く階段の道

ゲッレールトの丘へは市内の数カ所に停留所があるホップオン・ホップオフHOP ON HOP OFFバスを利用し、十分楽しんでから後から来るHOP ON HOP OFFバスに乗って次の観光ポイントへ移ろう。
徒歩の場合は自由橋の袂から登るのが早い。ホテル・ゲッレールトの裏手右に階段がある。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/02/26)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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