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海外現地発ガイド通信

ハンガリーの名門貴族、エステルハーズィ侯爵家冬の館


掲載日:2016/07/07 テーマ:城・宮殿 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: すごい! 宮殿 建築


ショプロンとアイゼンシュタットにある侯爵の宮殿

アイゼンシュタットのエステルハーズィ宮殿 アイゼンシュタットのエステルハーズィ宮殿

貴族と言えどもハンガリーの貴族には階級があり、くさり橋を架けたセーチェーニ伯爵やハイドンのパトロンだったエステルハーズィ侯爵などは最高位の大貴族だった。セーチェーニ伯爵はブダペストの至る所に足跡があり、エステルハーズィ侯爵はハンガリーの西端、そして今はオーストリア領になっているアイゼンシュタットなどに多くの足跡がある。エステルハーズィ宮殿として有名なのはハンガリーのショプロン郊外にあるエステルハーズィ夏の城である。広大な敷地の中に建つ大宮殿で、ハイドンも多くの年月をここで過ごしていた。しかし冬場は侯爵を初め宮廷楽団もアイゼンシュタットの館に移り、冬ごもりをしていたようである。ハイドンやリストの時代、ショプロンもアイゼンシュタットも同じ国だった。

ショプロンから近いアイゼンシュタットの町

両側に小ぢんまりした家が並ぶ、アイゼンシュタットの中心通り 両側に小ぢんまりした家が並ぶ、アイゼンシュタットの中心通り

アイゼンシュタットは今日オーストリア領になっているがショプロンから電車でわずか28分という、まさにハンガリーとオーストリアの国境にある町である。歴代のエステルハーズィ侯爵は音楽家の保護に力を注いでいた。18世紀のエステルハーズィ侯爵はハイドンを宮廷楽団の楽長に抱えていたし、19世紀の侯爵はリスト・フェレンツを支援していた。ハイドンもリストも、後世に名を馳せる大音楽家となった。アイゼンシュタットでは今も毎年ハイドン音楽祭が開かれており、ハイドンの子孫が祭りをしきっている。アイゼンシュタットの宮殿はショプロンの宮殿に比べると規模が小さく、庭園も小ぢんまりしている。しかしもちろん、ハイドン・ファンの聖地なのである。

天井のフレスコ画が美しい宮殿内部

エステルハーズィ宮殿内のハイドンの間 エステルハーズィ宮殿内のハイドンの間

アイゼンシュタットの中心部は鉄道駅から徒歩で15分ほど。少々歩くが道は真っすぐの1本道なので迷うことはない。ブルゲンラント州の州都であるが、ウィーンに近いことが町の経済発展を妨げた。しかしそのことが幸いし、今では可愛らしい町並みとエステルハーズィ宮殿が人気で観光客が多数訪れるようになった。中心部には歩行者専用のハウプトシュトラーセ(中心通り)が東西に延びていて、東端に市庁舎が、西端にエステルハーズィ宮殿がある。宮殿は現在役所になっているがハイドンの間Haydnsaalなど一部を見学することができる。このホールでハイドンは宮廷楽団を指揮していた。宮殿裏手の庭園は誰でも自由に散歩することができる。

まだ少年だったリストをも支援した音楽家のパトロン

真っ白な大理石で作られたリストの座像 真っ白な大理石で作られたリストの座像

エステルハーズィ家は13世紀にまで遡るハンガリーの貴族だ。有名になったのは17世紀のニコラウス・エステルハーズィ侯爵で、この子孫から音楽保護者が何人も出た。1761年、パウル・アントン侯爵にハイドンが初めて宮廷楽団に雇われる。それ以来ハイドンは、一時エステルハーズィ家を離れていたこともあったが30年近くを4代に渡ってエステルハーズィ侯爵に仕えた。エステルハーズィ家はまたリストを支援したことでも知られている。リストの父がエステルハーズィ家に仕えていたこともあり、リストがウィーンで音楽を学ぶのを手助けした。アイゼンシュタットのエステルハーズィ宮殿前広場にはリストの大きな座像がある。まさに音楽の町アイゼンシュタットである。

データ

ハイドンが最後に仕えたエステルハーズィ侯ニコラウス二世 ハイドンが最後に仕えたエステルハーズィ侯ニコラウス二世

アイゼンシュタットへの交通
ハンガリーのショプロンSopron よりヴルカプローダースドルフWulkaprodersdorf乗り換えで28分、ウィーンWienより直通電車で1時間26分、WienよりWulkaprodersdorf乗り換えで1時間7分

エステルハーズィ宮殿
Schloss Esterhazy
住所:Esterhazyplatz 1, A-7000 Eisenstadt
電話:+43 2682 63004-7600
開:毎日10:00〜17:00(5月から9月は18:00)
料金:11ユーロ

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/07/07)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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