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海外現地発ガイド通信

ハンガリーの銘窯ヘレンドの本社を訪れる


ブダペストから訪れてみたいヘレンド村

ヘレンド村にあるヘレンド本社&工場 ヘレンド村にあるヘレンド本社&工場

ハンガリーが誇るのは銘窯ヘレンド。ドイツのマイセンと並んで世界のコレクターに最も人気があると言われている。非常に薄いのに割れにくく、ゴールドは食器洗い乾燥機を使っても落ちない。豊富な絵柄の中には日本の柿右衛門の影響を受けたものもあり、ヨーロッパ人コレクターたちに好まれている。このヘレンドは、もちろんブダペストで購入することができる。市内には直営店が3つあり、スタッフの詳しい解説も得られる。しかし、本当にヘレンドが好きな人は、是非一度、ヘレンド村の本社&工場へ行ってみよう。ここには全種類のヘレンド磁器商品があり、ミニ工房を訪れると制作過程を見学できる。ブダペストからの日帰りも可能だ。

あのヘレンドは、こうして造られていく

フィギュアを制作するベテラン職人 フィギュアを制作するベテラン職人

見学用のミニ工房では、轆轤回し、石膏型から取り出したフィギュアの接合、バスケット編み、バラの花の制作、絵付けに至るまで、一連の作業を見学することができる。石膏製の原型は専属の工芸デザイナーが作っている。磁器素地の流し込みや出来上がったパーツの接合には熟練技術が必要だ。轆轤師はもちろん器用でなければならず、磁器バスケットを編むことやバラの花の制作にも高度な技術が必要だ。どの部門でも皆、素早く創り上げていくため簡単なように思えてしまう。しかし彼らは十数年、数十年とヘレンドで働いているベテランばかり。最も難しいのは絵付けで、ヘレンドは全てが手書きであるため、この仕事には際立った手先の器用さが求められる。こうした工程を見学できるのは興味深い。

歴史作品が多く、絵柄や色の移り変わりがよく判る博物館

マリア・テレジアに忠誠を誓うハンガリー貴族たちの細密画 マリア・テレジアに忠誠を誓うハンガリー貴族たちの細密画

博物館は見応えがある。古い歴史的な作品がいくつも展示されている。とりわけ珍しいのは1861年に制作された色絵金彩皿。赤ん坊を抱いたマリア・テレジアの前で、ハンガリーの貴族たちが集まって騒いでいる様子が描かれている。父のカール六世を亡くして家督を継いだマリア・テレジアは、それを認めない西ヨーロッパ諸国が戦争を仕掛けてきたとき、当時ハンガリーの国会が置かれていたポジョニ(現ブラチスラヴァ)を訪れ、乳飲み子のヨーゼフ二世を抱いてハンガリー貴族たちに支援を求めた。ハンガリー貴族たちは「我らが血と命を捧げん!」と叫んで忠誠を誓い、オーストリア継承戦争を有利に導いた、という史話に基づくもので、ハンガリーの人たちはこの話が大好きだ。

ヘレンド食器でサービスされるレストランへも是非!

いつまで見ていても見飽きることのないショールーム いつまで見ていても見飽きることのないショールーム

ショールームを兼ねるショップへ足を踏み入れると思わずため息が出る。シリーズごとにガラスケースの中に並んだセットは眩しいくらいに美しい。気に入った絵柄のカップ&ソーサを2セット買う人が多い。日本のデパートで売られている半値くらいで購入できるので、高価だけれども安いと感じる。ミニ工房、博物館、そしてショップでの買い物が終わったら、是非カフェ&レストランへ行ってみよう。ここでは全てがヘレンドの食器でサービスされる。こんな贅沢は他で味わうことはできない。最初にヘレンドへ着いたら、まず帰りの交通手段の時刻を調べておこう。バス停はヘレンド工場に近いので、バスの時刻までこのカフェ&レストランでゆっくり過ごそう。

データ

全てがヘレンドの食器でサービスされるカフェ&レストラン 全てがヘレンドの食器でサービスされるカフェ&レストラン

ヘレンド磁器工場博物館 / Herendi Porcelan Museum
住所:Kossuth Lajos utca 140, 8440 Herend
電話:+36 88/523-190
開館:4月から10月は毎日9:30〜18:00、12月半ばから2月末まで休館、それ以外は火曜〜土曜の9:30〜17:00
入館料:2500フォリント

ブダペストからヘレンド村へのアクセス:
ブダペストの南駅Budapest-DeliからヴェスプレームVeszpremまで電車で1時間半、そこからバスでヘレンドまで約20分。
ブダペストのネープリゲトNepligetバス乗り場からヘレンド直通バスもあるが本数が少ない

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/11/09)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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