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海外現地発ガイド通信

ブダペストのショッピングパサージュ、ゴジドゥ・ウドゥヴァル


掲載日:2017/03/11 テーマ:ショッピング 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: おもしろい 街歩き 穴場


こんな所があったのか、と嬉しい驚き

キラーイ通りからの入口 キラーイ通りからの入口

毎年、行くたびに新しいものを発見するブダペストだ。美味しいレストランは数えきれないほどになった。垢抜けた店舗も多くなった。アンドラーシ通りや環状道路、ヴァーツィ通りなど、観光客が散歩する場所なら気が付くが、地元の人に教えてもらわないと判らない穴場もある。それは3本の地下鉄が交差するデアーク・フェレンツ・テール駅からほど近い所にあった。キラーイ通りとドブ通りを結ぶように1本の小路があり、その両側に小さな店舗やレストランが並んでいる。ここは小路とうより建物の中の抜け道?1つの道を抜けると大きな中庭があり、その向こうにまた抜け道がある。そうしているうちに反対側の通りに辿り着いてしまう。7つの建物と6つの中庭から成るゴジドゥ・ウドゥヴァルというユニークな集合住宅&商業施設なのだ。

ルーマニア出身のハンガリー法律家の基金が元になる

中庭にはレストランが集中している 中庭にはレストランが集中している

名前の由来となった人物マノー・ゴジドゥは1802年にハンガリー領ナジバーラトで生まれた。ここは現在オラデアOradeaというルーマニア西部トランシルヴァニア地方の都市である。法律をオラデア、ブラティスラヴァ、ブダペストで学んで法律家になり、ブダペストで成功して財を成した。ハンガリー国籍だったがルーマニア出身であるため、祖国の若者の教育に力を入れる。1869年に財団を設立し、ブダペストで学ぶトランシルヴァニア出身の若者たちに奨学金を与えた。彼は翌年亡くなるが、財団は1917年まで機能していた。ゴジドゥ・ウドゥヴァルはゴズドゥ財団の資金で建てられた。この事業を担当したのは奨学金で建築を学んだトランシルヴァニア出身のジョーゾー・ツィーグラーだった。彼はセーチェーニ温泉を設計したことで知られている。

社会主義時代を耐え抜いて21世紀に修復される

集合住宅の真ん中にある一番大きな中庭 集合住宅の真ん中にある一番大きな中庭

ゴジドゥ・ウドゥヴァルは低所得者層のアパートとして1901年に建設された。建築家ツィーグラーは7つの建物の間に6つの中庭を配置させ、キラーイ通りとドブ通りを繋いだ。近くにはヨーロッパ最大のシナゴーグがあり、建物の一部はユダヤ人ゲットーの中に入っていた。ゲットーは1945年に撤去されてゴジドゥ・ウドゥヴァルは1952年には国営化された。社会主義時代は手入れも行われずに寂びれたアパートだった。壁崩壊から10年経過した1999年、ゴジドゥ・ウドゥヴァルは資本家に買い取られる。新たなプランのもと、修復が始まったのは2002年のこと。完成までに6年を要した。2008年にオープンしたゴジドゥ・ウドゥヴァルは、上階は住居で一階が店舗、中庭に面してレストランが並ぶという小洒落た場所になった。

ゴチャゴチャした感じが面白い

義理土産ではなく自分のための土産が見つかりそう 義理土産ではなく自分のための土産が見つかりそう

デアーク・フェレンツ広場からキラーイ通りに入って進んでいこう。少し歩くと右手にゴジドゥ・ウドゥヴァルの文字が書かれた入口があるので判る。建物の一階を通り抜けていくと中庭があり、次の建物を通り抜けるとまた中庭がある。どこも店の前に屋台を出して道を狭めている。ここにはヴァーツィ通りにあるようなハンガリー的土産物店はない。手作りアクセサリーやバックなどオリジナルの小物が多い。高級レストランはないがモダンなインテリアのレストランやカフェ&バーが並び、夜は若者たちで賑わう。昼間は観光客らしき人も見かけるが、殆どは地元の人たちだ。全体の真ん中に大きな広場があり、ここから集合住宅の様子が判る。100年以上も前にこんな構想で集合住宅が建てられたことに驚く。ブダペスト散策の途中で是非寄って行きたいスポットだ。

データ

ちょっとレトロな、それでいてモダンなカフェ ちょっとレトロな、それでいてモダンなカフェ

ゴジドゥ・ウドゥヴァル
Goszdu Udvar
アクセス:
地下鉄デアーク・フェレンツ・テールDeak Ferenc ter駅からカーロイ・ケルート大通りKaroly krt.へ出る。
道を北側へ渡るとキラーイ通りKiraly u.があるので右側を歩いて行く。
右手のルンバッハ・セベスティエン通りRumbach Sebestyen u. を過ぎると、次のホロー通り Hollo u.との間にゴジドゥ・ウドゥヴァルの入口がある。普通の建物入口なので見逃さないように。
ドブ通りDobu u.側にも入口がある。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2017/03/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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