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海外現地発ガイド通信

ブダペスト王宮の丘にある地下迷宮ラビリンス


掲載日:2019/08/11 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: ハラハラドキドキ 珍しい 歴史


優雅な王宮の丘に迷宮があるってホント?

コース最初の方に現れるハンガリー王の石像 コース最初の方に現れるハンガリー王の石像

ブダペストの王宮の丘は石灰岩で構成された台地で、雨水や地表水などの侵食によって自然にできた洞穴が地下に広がっている。深さは数十メートルもあり、2層になっている所や3層になっているところもあるので全てを合わせると、その広さは1万平方キロメートルにも及ぶという。マーチャーシュ教会や漁夫の砦、散策するに最適な古い裏路地、といった旅情あふれる王宮の丘の地下に、そんな大きな空間があるの?!と、驚く。しかも、これは石器時代からあったらしい。公開されているのはその一部だが、それでも見学コースは1キロ以上に及ぶらしい。一体、どんな所なのだろうか。まずは行って見よう。

一般住宅の地下に入って行くような雰囲気

舞台衣装をまとった人形たちの小部屋がいくつか続く 舞台衣装をまとった人形たちの小部屋がいくつか続く

“王宮の丘の迷宮”と聞くと、なんだか物々しくて、さぞかし入口も立派だろうと思っていた。ところが気付かず通り過ぎてしまうほど小さな入口なのだ。場所はマーチャーシュ教会から王宮へ続くタールノク通りから1本西側に入ったウーリ通り9番地にある。三位一体像広場から、有名な洋菓子店ルスヴルムを通り過ぎてすぐ左折すると判りやすい。1階は普通の住宅で、本当にここなのか?と訝るほどだ。ラビリンスの看板が出ているので急な階段を下りてみると、チケット売り場があった。洞窟の奥から音楽が聞こえてくる。ガイドツアーもあるらしいが事前の申し込みが必要とのこと。頻繁に観光客が下りて来るが、ふぅ〜ん、と洞窟の入口だけを見て帰って行く人が殆んど。

真っ暗で先が見えない所はさすがにハラハラ、ドキドキ!

王冠をかぶっているので、ハンガリー王の死を演出しているのであろう 王冠をかぶっているので、ハンガリー王の死を演出しているのであろう

矢印に従って進んでいくと最初に着飾った人形たちが現れる。全員が仮面をつけている場面もある。先ほどから聞こえていた音楽はヴェルディの『仮面舞踏会』だった。このオペラと迷宮との関連は良く判らないが、単なる雰囲気作りのように感じる。奥へ進んでいくと、所々に石棺が置かれており、死体のような人形も寝ている。説明書きが無いので単なる演出なのだろう。ハンガリーの名国王と称えられるベーラ四世の胸像には名前と解説があった。ラビリンスは大部分が暗い地下道だ。真っ暗で何も見えない箇所がいくつかあり、携帯電話のライトを点けて先へ進む。中で迷子になることは決してなく、矢印に従って歩いて行けば最初のチケット売り場の所へ戻ってくる。全体的に演出は子供騙しだが、王宮の丘に広がる地下洞窟を体験できたのは面白かった。

歴史背景と共にラビリンスを訪れよう

ベーラ四世など、ハンガリー王の胸像が説明書きと共に置かれている ベーラ四世など、ハンガリー王の胸像が説明書きと共に置かれている

石器時代からこのような地下洞窟ができていたとはいえ、記録に残っているのは15世紀頃からのこと。オスマントルコの襲来時にブダの人々は地下洞窟に隠れて難を逃れた。そして16世紀にハンガリーが破れてオスマントルコに支配されると、トルコの人々は地下洞窟を食物貯蔵庫として使った。オスマントルコに代わってハプスブルク家の支配になると、地下洞窟は使われなくなり忘れ去られていった。再び使われるようになったのは第二次世界大戦の時で、防空壕として使用された。その後の社会主義時代に洞窟がセメントで強化されたため、自然の姿が失われてしまう。そしてようやく、1983年になって一般公開されるようになった。こうした歴史的背景を知ったうえでラビリンスを訪れるなら、面白さは倍増するであろう。

データ

地下入口の壁にはラビリンス全体の地図があり、かなり広いことが判る 地下入口の壁にはラビリンス全体の地図があり、かなり広いことが判る

ブダペスト・ラビリンス
Budavari Labirintus

住:Uri u. 9
電:+36 1 212 0207
開:毎日10:00〜19:00
料:3000フォリント
アクセス:城バス停留所ディース・テールDisz terから徒歩2分

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2019/08/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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