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海外現地発ガイド通信

ブダペストで温泉体験をしてみよう


掲載日:2020/01/31 テーマ:癒し 行き先: ハンガリー / ブダペスト

タグ: 穴場 珍しい 歴史


ブダペストは温泉の湧き出る首都

ヴェリ・ベイ温泉の中心となるメインのプール ヴェリ・ベイ温泉の中心となるメインのプール

温泉町のある国はヨーロッパに色々あるが、首都が温泉地という国は珍しい。ハンガリーの首都ブダペストは世界有数の温泉町で、古代ローマ時代から温泉が湧き出ていたという。20世紀初頭に建設されたアールヌーヴォー様式のゲッレールト温泉やネオ・バロック様式のセーチェーニ温泉は観光名所になっているので温泉に入らずとも美しい建物を見学するためにやってくる人は多い。ブダペストにはホテルの中に温泉が湧き出る温泉ホテルもあり、それ以外にも新しいスパ温泉が建設されている。しかしブダペストならではの特別な温泉は、なんと言ってもトルコ風建物の温泉であろう。ドナウ川に沿ってブダ側にルダーシュ温泉とキラーイ温泉があり、いずれも16世紀後半にトルコ人によって建設された古い建物だ。そしてもう一つ、同じブダ側に近年再オープンしたヴェリ・ベイ温泉がある。

すっかりリニューアルされて2012年に再オープン

誰でも自由に歩いて足の裏を刺激することができる歩行プール 誰でも自由に歩いて足の裏を刺激することができる歩行プール

ヴェリ・ベイ温泉はマルギット島より少し北にあり、近郊電車ヘーヴHEVのマルギット橋駅で降りて徒歩5分ほど。途中にリハビリで有名なルカーチ温泉がある。そのすぐ先に、ほとんどルカーチと続いているかのように感じるが、古風な建物のヴェリ・ベイ温泉が現れる。ルダーシュ温泉やキラーイ温泉と同じく亀の甲羅のような屋根が特徴だ。2004年から修復工事が始まり、2012年に完成した。新しいだけあって設備は伝統温泉の中で最も良い。砂利を敷き詰めた歩行用プールもあり、足が不自由でも両脇に手すりがあるので大丈夫。ルダーシュやキラーイは男女で入浴の曜日が異なるが、ヴェリ・ベイは水着を着用するので年中混浴になっている。そのためカップルで利用する若い男女の姿が目立つ。中心部から離れているため観光客の利用は少なく、ほとんどが地元の人たちだ。

亀の甲羅の形をした屋根がとってもトルコ的

屋根に付けられた無数の丸い突起は明り取りで、中からは星のように見える。背後の建物はサナトリウム。 屋根に付けられた無数の丸い突起は明り取りで、中からは星のように見える。背後の建物はサナトリウム。

ハンガリーは16世紀半ばから17世紀末までオスマントルコに支配されていた。ブダ(現在のブダペスト)ではトルコ人がトルコ風呂をあちらこちらに建設した。どこも亀の甲羅のような丸い屋根をかぶせ、いかにもトルコ風。ヴェリ・ベイ温泉は1574年に建設され、良い状態で保存されてきた。メインとなる中央の大きな風呂では円蓋に空けられた小さな丸い穴が、まるで夜空に輝く星のように見えて何だかロマンティック。この大きなプールの温度は36度、とちょっとぬるめ。周りに4つのこぢんまりとしたプールがあり、それぞれ冷たい16度、32度、34度、そして40度の暖かな湯に分かれている。温泉にはカルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、二酸化炭素、炭酸水素などが含まれ、それぞれの部屋に1リットルあたりの成分含有量が示されている。

伝統的な外観は保存して内部を快適に改装

館内には至る所に休憩する場所がある 館内には至る所に休憩する場所がある

温泉に浸かった後は周りのソファーやベッドでゆっくり休むことができるし、軽食が取れるカフェもある。19世紀後半から隣のルカーチ温泉と同じく治療に使われていたが、2004年からの修復の際に本格的な治療を行うサナトリウムが併設された。一般の温泉利用者は別料金でマッサージを受けることができる。ヴェリ・ベイ温泉ですっかりリフレッシュした後は、この辺りを少し散歩してみよう。マルギット橋駅に戻る途中、右側にブダの丘へ登る階段の小路がある。寂れた感じの坂道だが不思議な趣がある。それもそのはず、ギュルババ通りと呼ばれるこの道の周辺はかつてトルコ人の居住地だった。坂を上がり切った所にギュルババと呼ばれるオスマントルコ占領時代のイスラム修行僧の霊廟もある。およそ150年続いたオスマントルコの支配は、ブダペストにトルコの文化を残した。

データ

マルギット橋とヴェリ・ベイ温泉の間にあるギュルババ通り マルギット橋とヴェリ・ベイ温泉の間にあるギュルババ通り

ヴェリ・ベイ温泉
Veri Bej Furdo
住所:
Arpad fejedelem utja 7, 1023 Budapest
開館時間:
 毎日06:00〜12:00(チケットは11時まで)、
   15:00〜21:00(チケットは20時まで)
料金:
 月曜から木曜
  午前中の3時間と19時以降は2240HUF、午後の3時間は2800HUF
 金曜
  午前中の3時間は2240HUF、午後の3時間と19時以降は2800HUF
 土・日・祭日
  どの時間帯でも3時間で3800HUF
 マッサージ
  15分 990HUF
  30分 3490HUF
  45分 4590HUF
  60分 6390HUF
アクセス:
  H5、トラム19,41でMargit Hid Budai hidfo下車徒歩5分
 
※ 1 HUF(ハンガリーフォリント)= 約0.4円。2020年1月時点

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/01/31)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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