世界遺産の美しい街は温泉天国でもあった!

ハンガリーの首都ブダペストは、「ドナウの真珠」と謳われ中欧最大の都として栄えた時代もある、世界遺産の美しい街です。それと同時に、ローマ時代まで遡る歴史を持つ、薬効豊かな温泉の街としても知られています。ブダペストの市民にとって温泉は医療施設であり社交の場でもありました。100ヶ所以上の源泉が湧き出る温泉天国ブダペスト、各浴場も個性いろいろです。観光とショッピングに疲れたら、温泉に浸かって疲れを癒しましょう。タイプの異なる浴場をいくつか体験して、温泉天国を満喫してください! 日本とは違うので、水着とサンダル、タオルも持参しましょう。

個性もいろいろ、温泉天国ブダペストの温泉は社交の場です! 個性もいろいろ、温泉天国ブダペストの温泉は社交の場です!

風呂チェスで有名な「セーチェニ温泉」

広い屋外温泉プールの端っこで、お湯に浸かりながらチェスに興じるおじさんたちの姿で有名な、セーチェニ温泉。屋外に3つ、屋内に15のプールがあり、すべて混浴です。サウナだけでも何種類もあり、外のプールにはお湯が流れる「流れるプール」のような場所があったり、屋内のプールでは水中エクササイズが体験できたりと、テーマパークのように楽しめます。ビールを飲む人も写真を撮る人もいて、自由な雰囲気の温泉です。年中無休で夜遅くまでやっているので、たっぷり観光した後でも間に合いますね。

ブダペストでもっとも美しい温泉は?

1918年に完成したアールヌーボー様式の高級ホテル、ホテル・ゲッレールト内にある「ゲッレールト温泉」です。ステンドグラスやジョルナイ窯の陶製タイルなど、温泉に浸からなくても建物の装飾だけでも見る価値があるといってもいいくらいの美しさです。列柱とガラス天井の美しい屋内温泉プールは、セーチェニ温泉の風呂チェスと並んで有名です。もうひとつ有名なのは男性のお尻丸出しの前掛けと女性のエプロンで、これらは裸の上に着用します。これは内湯専用ですが、水着を着てももちろん大丈夫です。こんなものをつけるなら、我々はいっそ潔く裸の方がいいですよね。

情緒たっぷりトルコ式風呂「キラーイ温泉」「ルダシュ温泉」

ブダペストには、オスマントルコ支配の時代にトルコ人によって作られたトルコ式の温泉があります。16世紀に建てられたキラーイ温泉は、八角形の浴槽にドーム型の丸天井の明かり取り窓から光が差し込み、まるで時が止まっているかのような雰囲気が漂っています。こちらはすべて混浴です。同じくトルコ式のルダシュ温泉は、元は男性客のみの利用に限定されていましたが、今は火曜が女性専用、土日は混浴、それ以外が男性専用となっています。どちらも中央の浴槽のお湯は36℃ですが、42℃の小さな浴槽があるのが日本人には嬉しいですね。わたしはキラーイ温泉に行きましたが、静かで情緒たっぷり、そしてとてもいいお湯でした。