ドナウ川のほとりの温泉都市、ブダペスト

「ドナウの真珠」とも呼ばれるハンガリーの首都ブダペスト。実はここが100を超す源泉が湧き出る“温泉都市”であることは、日本ではあまり知られていないでしょう。ローマ帝国時代からこの地の温泉は知られており、オスマン帝国時代には温泉を利用したトルコ式のハマムも造られていました。そのため、今でも有名な温泉が市内に数多くあるのです。今回紹介するのは、その中でも一番大きく、ヨーロッパ最大規模の温泉施設と言われている「セーチェニ温泉」です。テレビ番組などで、温泉につかりながらチェスをするおじさんたちの映像を見たことがないでしょうか。これはこの温泉の名物といってもいい姿なんですよ。

世界の温泉特集「温泉都市ブダペストにあるセーチェニ温泉」へ! 行き方・楽しみ方、虎の巻 世界の温泉特集「温泉都市ブダペストにあるセーチェニ温泉」へ! 行き方・楽しみ方、虎の巻

温泉プールの種類が豊富で楽しめるセーチェニ温泉

セーチェニ温泉はヨーロッパ最大規模と言われるだけあって、温泉プールの数は屋内外に大小合わせて18もあります(単一のプールとしてはアイスランドのブルーラグーンの方が大きい)。お湯の温度は18度の冷水浴から48度の熱水までとさまざま。サウナやジャクージもあるので、ゆったり遊べますよ。1913年開業という歴史を持つネオ・バロック様式の建物も趣があります。1927年に完成した屋外の温泉プールは、大きなプールを挟んで2つのプールがあり合計3つ。すべて混浴で水着着用です。タオルは借りることもできますが有料なので、サンダルやシャンプーなどとともに持参した方がいいでしょうね。

セーチェニ温泉への行き方は?

セーチェニ温泉があるブダペストには日本から直行便はないので、他のヨーロッパ諸都市で乗り継いで行くことになります。もしくはオーストリアの首都ウィーンまで飛び(直行便あり)、そこから鉄道を利用することもできます。ウィーンからは特急で所要約3時間。温泉は地下鉄メトロ路線1の「セーチェニ・フェルドー」駅を下車してすぐ。アクセスが良いので、個人でも簡単に訪れることができますよ。

早朝から夜までと営業時間が長い

この温泉施設は無休で、オープン時間は屋内が6:00〜19:00、屋外が6:00〜22:00と長い時間開いているのがうれしいですね。料金はロッカー料金が平日は4900フォリント(約2000円)、週末は5100フォリント。キャビン料金は5400フォリント(約2200円)、週末は5600フォリントです。そのほかにも8時までの早朝割引、夕方以降の夜間割引料金など細かく分かれています。詳しくは公式ページwww.szechenyibath.huを参照ください。ブダペストにはほかにも、建物の装飾も美しいホテルの中にある「ゲッレールト温泉」、オスマン帝国時代に建てられた「キラーイ温泉」や「ルダシュ温泉」などの温泉施設が有名です。これらも合わせて楽しんでくださいね!