ブダペストの人気観光地は、ブダ側にもペスト側にもある

ハンガリーの首都ブダペストはドナウ川を挟んで、ブダ地区とペスト地区に分かれています。2つの地区の雰囲気は異なるので、街歩きが楽しくなります。ブダ側は小高い丘にそびえ立つ王宮や美術館、漁夫の砦など見所が多く、観光地が集中する地区。一方、ペスト側は鉄道駅や繁華街、ホテルも多く、拓けた地区となっています。一番人気の観光スポットは、この2地区の間にある「くさり橋」ですが、実は政治に関わる“とある場所”も観光客に人気があると聞いて驚きました。とある場所とは、ドナウ川の岸辺に建つ国会議事堂です。

ブダペストの人気観光スポットは、なんと政治の中心となる国会議事堂?!前編 ブダペストの人気観光スポットは、なんと政治の中心となる国会議事堂?!前編

建物の数字は、建国の歴史から由来

国会議事堂が完成したのは1904年と、ブダペストの中では決して古い建物ではありません。ところが、建物を目の前にすると、シンメトリーで統一されたネオゴシック様式の外観の美しさや、どこまでも横に長い壮大さを見て、「これはブダペスト1」だと思いました。横に長いだけでなく、96mという高さもこの町で一番です。しかもその数字は、建国896年の「96」に因んでおり、建設中に建国1000年周年の記念すべき年を迎えたことが関係しています。議会が行われてない日は、この中を見学することができると聞いて、入ってみることにしました。

ガイド付きでしか見学できない国会議事堂

この建物は、専属ガイド付きでしか見学することができないので、建物北にある見学者オフィスへ行って予約しました。冬のオフシーズンにも関わらず、観光客はかなりの人数が来館していたので、人気シーズンならインターネットで予約して行った方が良さそうです。1グループに付き、専属ガイドの方と警備員も同行する、厳重な見学コース。さすが、現在も使用されている国会議事堂なだけあります。それ以外にも、実は、中にはビックリするようなお宝が展示されているのです。

見学ツアーの目玉は、撮影禁止の聖冠

お宝と言うのは、代々ハンガリー王が受け継いできた、聖イシュトヴァーンの王冠。王宮ではなく、国会議事堂に保管されているのも不思議な感じがしますが、「ドームの間」のガラスケースに入っています。その前で、剣を持った2名の兵士がお宝を警備しており、とても厳かな空気が漂っていました。ここは写真撮影も禁止なので、肉眼でじっくり見るしかありません。王冠の周りには宝石類で装飾され、豪華です。眺めていると、あることに気がつきました。王冠の上に載っている装飾の十字架が曲がっているのです!!