どうして王冠の上の十字架が曲がっているの?

ハンガリーのブダペストの国会議事堂の話の続きです。聖イシュトヴァーンの王冠の一番上に載った、装飾の十字架が横に45度ほど傾いていてビックリ!初めからそういうデザインなのか、後のアクシデントによるものなら、どうして直さないのかなど、気になり始めました。他の場所で見た、この王冠をモチーフにした彫刻や絵画なども、時代によってまっすぐだったり曲がったりしていました。翌日、ハンガリー人の友人に聞いてみると、当初はまっすぐだったのが、後に王冠をしまう箱に入れるときにしっかり収めずに蓋を閉めたために曲がってしまったと、何とも笑ってしまうオチでした。

ブダペストの人気観光スポットは、なんと政治の中心となる国会議事堂?!後編 ブダペストの人気観光スポットは、なんと政治の中心となる国会議事堂?!後編

王冠や宝剣などが展示され、まるで博物館のよう

王冠のあるガラスケースに一緒に保管されているのが、宝珠や宝剣、王杓。これらは王様が持つ神器のようなもので、戴冠式にも使われました。このドームの間の16本ある柱其々には歴代の王様の像が立っていますが、彼らもこのアイテムのどれかを手に持っています。見学はドームの後に議会室へと進み、ここで「ガイド付きで回るのが本当にいいな」と思うことがありました。自分だけなら見逃してしまいそうなことや面白いネタを紹介してくれたからです。例えば、ガイドさんが私たちの注意を呼びかけたのが、議員座席の横。

ヨーロッパ初の暖房システムが完備

座席の横には、細かい穴の開いた金属板があり、これが昔の暖房システムだと説明してくれました。しかも、ヨーロッパで初めて採用された画期的な方法。冬の寒い時期にこの部屋の下では、薪が燃やされその暖かい空気が上がり、この穴を通して席に座る人や議会室を暖めました。また、議会室横の廊下にも面白いものがありました。議会の休憩時に、議員たちが廊下でタバコや葉巻を吸っている際のタバコを置くトレイ。各自がどこに置いたか分かるように、トレイのくぼみには番号が振られているのです。

夜のライトアップがとてもキレイ

談話室のステンドグラス、エントランスからの大階段と他にも見所はたくさんありました。45分ほどのツアーでしたが、充実した内容で、おすすめです。見学の後は、外観の写真を撮ろうとしましたが、かなり離れないと全貌は入り切りませんでした。ドナウ川を渡って対岸からいい写真が撮れました。そして、夜に出かけた際に撮った写真も気に入っています。真っ白な建物だからでしょうか、ライトアップによって真っ暗な背景に浮き上がった姿がとてもキレイ。夜の散策にもカメラは忘れずに出かけましょう!