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海外現地発ガイド通信

細い路地、鄙びた家並に風情を感じるセンテンドレ


掲載日:2021/01/12 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / ドナウベント

タグ: 街歩き 行列のできる店 癒し


アドリア海の雰囲気を漂わせて

センテンドレの中心となる三角形の中央広場 センテンドレの中心となる三角形の中央広場

明るい陽射し、カラフルな家並のセンテンドレ。ハンガリー人が異国情緒を感じるのは、アドリア海の文化が入っているから、と言われている。16世紀、セルビア人がここに移住してきた。その数はおよそ6000人。現在のクロアチアやダルマチアなど、アドリア海沿岸の人々が多かった。彼らはセルビア正教会を建てるなど、独特な町をつくり上げていった。町の名前に関しては、彼らの守護聖人が基になっている。イエスの12使徒の一人である聖アンドレが守護聖人だ。St. Andre セイント・アンドレがフランス語のアンシェヌマンのように繋がってセインタンドレとなり、センテンドレに変わっていたとされている。三角形の広場が町の中心で、そこから細い路地も含めて6本の道が放射線状に延びている。ドナウ川へ向かう道の角にはセルビアのブラゴヴェシュテンスカ教会があり、祭壇のイコンが美しい。

細い通り抜け道の奥にはラーンゴシュの店が

「ヴァーラリャ階段」という名前の細い道は途中から階段になっている 「ヴァーラリャ階段」という名前の細い道は途中から階段になっている

6本の道のうち、最も細いのがヴァーラリャ・レープチョーVaralja lepcsoと呼ばれる路地だ。知らなければ気が付かない細道で、家と家の間を通り抜けのような感じ。ここは私道?通ってもいいのか?と躊躇してしまうような、トンネルの状の路地。思い切って入っていくと、途中から階段になっている。そこを上がると右手に小さなラーンゴシュの店があった。ラーンゴシュはハンガリー名物の食べ物で、揚げパンのようなもの。丸い形が多くて一見ピザの様だが全く異なる。サワークリームを塗ったりチーズや野菜を乗せて食べればちょっとした間食に、粉砂糖やシナモン、ジャムなどを塗ったものはおやつに。祭りの屋台では定番のハンガリースナックだ。この小さな店アーロマラーンゴシュは人目に付かない場所にあるにもかかわらず、何故か繁盛している。

眼下に広がるセンテンドレの鄙びた家並

教会広場の真下にある陶器店ではハンガリーの地方で造られた独特な絵柄の皿や器が売られている 教会広場の真下にある陶器店ではハンガリーの地方で造られた独特な絵柄の皿や器が売られている

階段を登りきると、そこは広場で教会が建っている。広場にあるのはローマ・カトリック教会だが、直ぐ近くにはベオグラード・セルビア正教会やセルビア正教会教区公文書館、セルビア教会博物館など、セルビアの教会関連の建物が多い。今でもそんなにセルビア人が住んでいるのかと思うと、そういう訳でもない。18世紀前半には町の88%が外国人で、殆どセルビア人だった。現在は人口23000人ほどのうち殆どがハンガリー人で、セルビア人は僅か120人ほど。20世紀になってから、この可愛らしい町が気に入って移り住むハンガリー人芸術家が増えた。その一人が陶芸家のマルギット・コヴァーチだった。彼女の作品が展示されている博物館は中央広場の近くにある。他にも美術館や博物館が多く、小さな町なのに10以上の美術館やギャラリーがあり、正に芸術家の町になっている。

裏道小道が捨てがたいセンテンドレ

ヴァーラリャ階段を教会広場から下っていくときも、また独特の風情がある ヴァーラリャ階段を教会広場から下っていくときも、また独特の風情がある

丘の上の教会広場からは赤茶色の屋根が敷き詰められた町が見渡せ、その先にドナウ川も見える。ふと真下に目を向けると、そこには所狭しと陶器を並べている店があった。中庭から人々の話し声が聞こえてくる。丘を降りるには北側から西へ曲がってラーコーツィ・フェレンツ通りへ出ると良い。中央広場に通じる道で、途中に市庁舎もあり、町を一回りした、という感じになる。もちろん、先ほど上がってきた階段を逆から降りていくのも良いだろう。来る時とは全く異なった風情がある。中央広場からドナウ川にかけての路地も歩いてみよう。マルギット・コヴァーチ博物館や小さなギャラリーがあり、ドナウ川沿いには見晴らしの良いレストランがたくさん並んでいる。ブダペストから日帰りで十分のんびりと過ごすことができる町センテンドレ。是非、遠足で出かけよう。

データ

アーロマラーンゴシュにはいつも人が並ぶほど混んでいる アーロマラーンゴシュにはいつも人が並ぶほど混んでいる

センテンドレへの行き方
ブダペストの地下鉄M2バッチャーニ・テールBatthyany ter駅からへーヴHEVという郊外電車H5に乗り換え、終点のセンテンドレSzentendreまで45分。BBKブダペスト交通センター発行の1日券などは途中まで有効なので、窓口や車内で精算するとよい。

アーロマラーンゴシュAlomalangos
住所:Varaljy lepcso
営業時間:毎日11:00〜18:00

マルギット・コヴァーチ陶器博物館
Kovacs Margit Ceramic Museum
住所:Vastagh Gyorgy u. 1
開館時間:毎日10:00〜18:00

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2021/01/12)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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