美女の谷。殿方が喜びそうな名前ですが、さて。

ハンガリーのエゲルにある「美女の谷」。世の中の殿方が喜びそうな名前がついている土地ですが、どういったところなのでしょうか? エゲルはバロック建築が立ち並ぶ土地である一方、かつてトルコに侵攻された歴史もあり、モスクの名残のミナレットも残るエキゾチックな町です。また、周辺にはブドウ畑が多く、ワインセラーも数多くあります。なかでも「美女の谷」と呼ばれる一帯は、谷の崖に100以上のワインセラーがずらりと並び、試飲のサービスがあるセラーも。なぜ美女の谷というのかは、この谷でワインをたくさん飲んで酔っ払っぱらうと、どんな女性でも美女に見えるから、とのこと。女性にとっては、失礼な話ですね。

ハンガリーのエゲルにある「美女の谷」 ハンガリーのエゲルにある「美女の谷」

エゲルの名物ワイン「牡牛の血」

16世紀半ばオスマン・トルコ軍がエゲルに攻めてきたときのお話です。エゲルは敵方に攻めこまれ、ハンガリー軍はエゲル城に立てこもります。そのとき、オスマン・トルコ軍は、兵士たちが士気を高めるために何やら赤いものを飲んでいるところを目撃。ハンガリー軍が牡牛の血を飲みほしていると思いこみ、恐れて撤退したという逸話が残っています。もうお分かりですね。「牡牛の血」は赤ワインです。血と見間違うほどに濃い赤色が特徴の、このエゲルの名物ワインは「牡牛の血」と呼ばれていて、ハンガリーの人気のブレンドワインなのですよ。

美女の谷にできたトップワイナリーのワインビストロ

ハンガリーのトップワイナリーであるセント・アンドレアは、ブダペストに有名なワインレストランを所有していますが、2017年にエゲルの美女の谷にワインビストロ 「親愛」をオープンしました。美女の谷はワイン愛好家からは観光客向けの場所と言われていましたが、真のトップワイナリーであるセント・アンドレアの店がオープンしたと地元では話題になりました。まさに真打登場といったところでしょうか。もちろん「牡牛の血」もありますよ。エゲルのワインを本場で堪能しましょう!

※セント・アンドレア 「親愛」(St. Andrea Kedves )のフェイスブック・ページ
https://www.facebook.com/kedvesbistro/
2017年10月現在、ハンガリー語のみの表示。翻訳機能等をお使いの上、ご覧ください。

セント・アンドレアのワインピストロ 「親愛」 セント・アンドレアのワインピストロ 「親愛」