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海外現地発ガイド通信

ハンガリー名産のパプリカと由緒ある大聖堂の町カロチャ


掲載日:2020/09/20 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / カロチャ

タグ: 一度は見たい 教会 美しい 野菜


ハンガリー料理の定番に必ず使われるパプリカ

秋になると、ハンガリー大平原南部に広がる畑ではパプリカの収穫が始まる 秋になると、ハンガリー大平原南部に広がる畑ではパプリカの収穫が始まる

ハンガリー料理はパプリカの粉をふんだん使うことで知られている。そのため、どの料理も全体に赤っぽい。名物料理として名高いグヤーシュ・スープやハラースレー・スープなどは両方とも赤いスープで、どちらか見分けがつかない。パプリカチキンなど、肉料理には必ず使われ、ロールキャベツにもたっぷりパプリカパウダーが使われている。パプリカパウダーというと、彩のために出来上がった料理の上に振り掛けるだけ、という使い方しか浮かばない。しかしハンガリーでは料理を作るとき、この粉を初めに入れる。最初に肉をバターで炒めるときに、一緒に加えるのだ。後から加えてはいけないとのこと。同じじゃないか、と思うがハンガリーの人々に言わせると、パプリカパウダーは最初に入れないとうま味が引き出せないのだそうだ。

エステルゴムと共に最初の司教座が置かれた町

町の中心、三位一体広場に聳えるカロチャの聖マリア大聖堂 町の中心、三位一体広場に聳えるカロチャの聖マリア大聖堂

ここはハンガリーの、ほぼ真ん中にあるカロチャ。ドナウ川は北からブダペストを貫通して南に流れ、カロチャの脇を通って更に南へいく。カロチャは人口2万人弱の小さな町。大きな産業はなく、今でこそ注目度は低いが、ハンガリーの歴史の中で重要な役割を果たした町だった。初代国王イシュトヴァーンが、キリスト教布教のため全国に10の司教座を置いたのだが、その一つがカロチャだった。しかも最初に置かれたのが、今日ハンガリーにおけるカトリックの総本山になっているエステルゴムと、カロチャの2都市だったのである。12世紀にカロチャの司教座は大司教座に昇格する。16世紀、町はオスマントルコ軍に破壊され、その後は17世紀末まで支配される。オスマントルコが去ると町の復興が始まった。大聖堂は再建されるが、40年の歳月を経て1774年に完成した。長さ57m、幅24mという堂々たる大聖堂でカロチャ観光の目玉になっている。

ハンガリー大平原の南部はパプリカの名産地

軒先にパプリカを吊るして乾燥させる風景は、ハンガリー秋の風物詩 軒先にパプリカを吊るして乾燥させる風景は、ハンガリー秋の風物詩

ハンガリー北東部からワインで有名なトカイを抜けて南へ流れているティサ川とハンガリー中央を北から南へ流れているドナウ川は、昔から何度も氾濫を繰り返していた。2つの川の間は肥沃な土地となり、パプリカの栽培が盛んになった。パプリカは水気のある土を好むからだ。カロチャから、東のケチケメート、南のセゲドにかけてパプリカ栽培が行われており、秋にこのあたりを通ると、真っ赤な花が咲いたような畑が多くみられる。それは花ではなくて熟したパプリカの実なのだ。収穫時期になると、一家総出で、親戚までかりだされてパプリカの収穫か始まる。老夫婦二人だけによって、せっせとパプリカが摘み取られていく畑もある。先祖代々の畑だったり農協から畑を借りていたり、と色々だが栽培しているのは、どの家もパプリカだ。この地方の農家には、パプリカだけで生計を立てている人が多いという。

カロチャへ行くならバスを利用しよう

町の中心、三位一体広場には大聖堂の隣に立派な大司教館がある 町の中心、三位一体広場には大聖堂の隣に立派な大司教館がある

9月と10月がパプリカの収穫期。早いところでは9月半ばから、遅ければ10月末まで穫り入れている畑もある。摘み取ったパプリカは網の袋に詰められ、風通しの良い民家の軒先に吊して乾燥させる。日本の大根干しのようなものか。この時期、カロチャ近郊を通ると道路の両脇の民家に細長い網袋がたくさん吊るされており、中にはパプリカがいっぱい。日本ではパプリカというとサラダ用に生で食べたりする甘みのある肉厚のもので、小さくて細長い辛いものは唐辛子と呼ばれている。ハンガリーでは甘いのも辛いのもパプリカで、大きさや形も様々。南アメリカからヨーロッパにもたらされた。カロチャにはパプリカの歴史や、その他いろいろパプリカに関することが判る博物館がある。ブダペストの地方行きバスターミナルからカロチャまで約2時間15分。車窓からの風景が美しいので是非、バスで行こう。

データ

収穫されたパプリカは、とりあえず大きな網袋に入れられ、その後は細長い網袋に小分けされて家の軒に吊るされる 収穫されたパプリカは、とりあえず大きな網袋に入れられ、その後は細長い網袋に小分けされて家の軒に吊るされる

聖マリア大聖堂
Kaloszai Nagyboldogasszony Foeszekesegyhaz
住所: Szentharomsag ter, 6300 Kalocsa


パプリカ博物館
Paprika Muzeum
住所: Szent Istvan kiraly ut 2, 6300 Kalocsa
電話:+36 78 600 006
開館時間:10:00〜17:00
休館日:月曜

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2020/09/20)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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