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海外現地発ガイド通信

 “王さまのワイン、ワインの王さま”と謳われたトカイワインの故郷


掲載日:2015/10/23 テーマ:観光地・名所 行き先: ハンガリー / トカイ

タグ: おいしい ワイン 街歩き 史跡 地酒


 のどかな風景が展開するトカイ

 左手の丘にはブドウ畑が広がっている  左手の丘にはブドウ畑が広がっている

 地図で見るとトカイはハンガリーの北東部、ウクライナに近い所にある。ブダペストから随分と離れているので、とても日帰りでは無理かと思われた。ところが電車をうまく利用すれば日帰りも可能であることが判明。早速、日帰りで訪れてみることにした。ブダペスト西駅を8:23に出る電車だとトカイに11:47に到着。ブダペスト東駅を9:30に出るIC急行に乗ると12:07分トカイに到着する。到着時間は20分しか変わらないのでゆっくりめの9時半発がお薦め。駅からトカイの中心部までは徒歩で10分ほど。左手にブドウ畑を眺めながらゆっくり歩いて行くと道の左右にポツポツとワインの小売店が現れ始める。

 町のいたる所にトカイワインの専門店がある

 フルミントの一番高いのが3リットル入りで約900円、1本700円くらいからある  フルミントの一番高いのが3リットル入りで約900円、1本700円くらいからある

 トカイは周辺地域と一緒にひとつの町を形成しているので、町と言っても本当に小さい。駅から続くメイン通りの両側に民家があるだけ、といった小ぢんまりさ。トカイファンにとってはこの小ぢんまり具合がいいらしい。秋の収穫シーズンでも他のワインの町ほど観光客が押し寄せることはなく、のんびりワインを楽しむことができる。トカイワインといえば、糖度の高い高級なデザートワインを思い浮かべる。しかしトカイワインは貴腐ワインばかりではない。食事の時に楽しむ辛口白ワインも多く生産している。ただしトカイの貴腐ワインは高価なので、せっかくトカイまで来たのであれば是非貴腐ワインを買って帰ろう。最高級でも5000円くらいだ。ブダペストではこの値段で探せない。

 大貴族でありながらハンガリーのために戦ったフェレンツ二世

 永遠にハンガリーの英雄であるラーコーツィ・フェレンツ二世  永遠にハンガリーの英雄であるラーコーツィ・フェレンツ二世

 町に1本しかない大通りを歩いて行くと、左手にラーコーツィ・フェレンツ二世の銅像があった。トカイワインを世界に知らせしめた人物で、ハンガリーの大貴族である。ラーコーツィ家は代々フランスの王家と親しかった。フェレンツ二世がルイ十四世の晩餐会に呼ばれた時、自家製ワインを持参した。これを飲んだルイ十四世は「王さまのワイン、そしてワインの王さま!」と絶賛した。この言葉は後世に残る名言となり、トカイワインも世界に広まった。ラーコーツィ家のワイン醸造所は18世紀初頭、フェレンツ二世の時代にブドウの栽培面積がトカイで最大となった。ワイン収入で得たお金をフェレンツ二世は、オーストリアからのハンガリー独立戦争の資金にまわした。この独立戦争は敗北したものの彼はハンガリーの英雄となり、今もハンガリー国民から讃えられている。

 一度はトカイへ行ってみよう

 町の中ほどに置かれた木製の古いブドウ搾り機  町の中ほどに置かれた木製の古いブドウ搾り機

 トカイは、その名こそハンガリーワインの中で最も有名だが栽培地そのものはエゲルやショプロン、バラトン湖、あるいはヴィッラーニほどメジャーではない。ホテルの数も少なく、観光客の賑わいも他の地域ほどではない。そのためなのか、物価が驚くほど安い。レストランやカフェではブダペストの半額ほど。大きくておいしいケーキも70円から150円ほど。旅行者には嬉しい限りだ。ブダペストからの日帰りとなると、トカイでの滞在時間は4時間ほど。それでも町を一通り見学することはできるし、食事や買い物の時間も十分ある。1泊してワイン醸造農家を訪れるのもよいであろう。一度は訪れたいトカイである。

 データ

トカイ駅の向かい、丘の上にはかつて広大だったハンガリー領土が示されている トカイ駅の向かい、丘の上にはかつて広大だったハンガリー領土が示されている

アクセス:
ブダペスト西駅8:23発 トカイ着11:47
ブダペスト東駅9:30発 トカイ着12:07
帰りは
トカイ15:48発  ブダペスト東駅着18:30
トカイ 16:08発  ブダペスト西駅着19:37

注意! 乗車券以外にIC急行券と座席の予約が必要
    平日でも、行きも帰りも満席に近い状態なので、
    必ず座席の予約をすること
    座席予約がないと乗れない場合がある

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2015/10/23)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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