歴史的に酒類の規制が厳しいアイスランド

「アイスランドのお酒」というと何を想像しますか? アイスランドでは、ブドウの栽培はできないのでワインは作れませんし、ビールやウィスキーで有名な銘柄もないし……。と頭を悩ませてしまいますよね。アイスランドでは歴史的に酒類の販売の規制が厳しく、現在もっともポピュラーなビールも、1989年まではアルコール度数2.25%以下のものしか販売が認められていませんでした。現在でもそのなごりがあり、コンビニなどに並んでいるビールはアルコール度数2.25%以下ののライトビールのみで、酒類は基本的に専門店でしか買うことができません。

スクーリ・クラフツバー。サーバーの上がランキング式メニュー表 スクーリ・クラフツバー。サーバーの上がランキング式メニュー表

人気急上昇中のアイスランドのクラフトビール

ですがせっかくアイスランドに来たら、やはり地元のお酒を飲んでみたいと思いますよね。現在では「ヴァイキング Viking」や「エイイルス Egils」というブランドから発売されている「グル Gull」(アイスランド語で黄金)という商品がメジャーなようで、バーなどでもこのビールの看板をよく見かけます。しかしビール党の方にはもう一歩踏み込んで、近年人気急上昇中のクラフトビールをおすすめしたいと思います。非常に種類が多く、品揃え豊富な専門のバーがいくつかあるので、きっとビール党の方には良い旅の思い出になると思います。

木製のインテリアがおしゃれなスクーリ・クラフツバー

最初にご紹介するバーは、「レイキャビク871±2博物館」のすぐ近くにある「スクーリ・クラフツバー Skuli Craftsbar」です。とても雰囲気の良い内装のこちらのバーは、カウンターの奥にランキング形式で人気のクラフトビールのメニューが書かれており、ビールのスタイルも併記されているので、銘柄を知らなくても注文しやすいと思います。飲みなれたラガーが欲しいならピルスナー、風味のあるビールが飲みたいならペールエール、強い苦味や香りが欲しいならIPA、黒ビールならスタウトやポーターという感じで選んでいけば、お目当てのビールが見つかると思います。もちろんテイスティングも気軽に頼めます。また、「少しずついろいろなビールが飲みたい」という方は、小グラス6種で3100クローナ(約3100円)というセットメニューもあるので、そちらを注文してみましょう。後編へ続きます。