地熱発電が盛んなアイスランドの温泉事情

アイスランドは日本と同じように活火山が多く、温泉があちこちで利用されています。ただし、日本のように採掘した温泉をそのまま娯楽施設で利用することは少なく、基本的に地下の熱水は地熱発電のために利用され、その後で温排水が一般家庭や各施設に配分され再利用される仕組みになっています。そのため私企業が営利目的で作った温泉施設は少なく、公営の大規模な温水プール施設が町ごとにあり、それを地元の人々が日常的に利用するという非常に公共性の高いものになっています。

市内最大の温水プール、ロイガルダルスロイグ 市内最大の温水プール、ロイガルダルスロイグ

地元の人々の憩いの場、町中にある温水プール

有名な観光スポットのブルーラグーンを楽しんだ方の中には、「もう一度温泉に入りたいけど簡単には行けない」と感じている方もいらっしゃるかもしれません。そこでおすすめしたいのが、レイキャビック市内にある温水プール施設です。これらの施設はあくまで“プール”なので、泉質に徹底的にこだわるようなことはなく、多少塩素が入ってはいますが、アイスランドの人々が日頃どのように温泉と触れ合っているのかを肌で感じることができ、観光としてもおすすめです。今回はその中で、レイキャビク市内にある特におすすめの施設3つをご紹介したいと思います。

市内最大の温水プール、ロイガルダルスロイグ

レイキャビクの温水プールで最も人気があるのが「ロイガルダルスロイグ(Laugardalslang)」です。ここはレイキャビクで一番大きな温水プールというだけでなく、市街地からほど近い立地にあるので、地元の人だけでなく観光客にも人気のあるスポットです。宿泊しているホテルの場所次第では、歩いていけるでしょう。バスなら12番または14番で行くことができます。ここの魅力はとにかく大きいことで、遊泳用50mプール、38度から44度に設定された5つのジャグジー(うち1つは温めた海水)、巨大な子ども用プール、長いウォータースライダー、広めのサウナとどれをとっても他の施設を超える充実ぶり。そのため利用客が多くとてもにぎやかです。週末も含め毎日午後10時まで営業しているので、一日観光を終えたあとにゆっくり楽しむこともできます(開館は午前6時半、日曜のみ午前8時)。後編へ続きます。