国内画家の作品が興味深いアイスランド国立美術館

前編からの続きです。チョルトニン湖の湖畔にある国立美術館は、コンパクトな施設ながら興味深い作品がいくつか展示されています。この美術館でもっとも価値があるのは恐らくピカソの作品だと思います。「黄色いリボンとジャクリーヌ」という、ピカソの晩年を支えた2番目の妻ジャクリーヌ・ロックを題材にした作品です。ですが、ポスト印象派からの強い影響が感じられる黎明期のアイスランド画家の作品や、かなり前衛性の強い現代の作品なども展示されており、非常に興味深いところです。有名なアーティストの作品はほとんどありませんが、国際的な時代の趨勢を受けつつアイスランド独特の色彩感を発揮した作品が見られるので、美術に興味のある方は特に楽しく見学できると思います。ちなみに、近代以前のアイスランド絵画は国立博物館の方に展示されています。

レイキャビク湾に浮かぶヴィゼイ島 レイキャビク湾に浮かぶヴィゼイ島

アイスランドの風習がよくわかる温水プール

日本と同じように活火山が多い温泉大国のアイスランドには、温泉を利用した温水プールが市内にたくさんあります。そのうち7つのプールにシティカードで入場することができます。有名なブルーラグーンのように豪華な設備はありませんが、地元の人々の憩いの場となっており、アイスランドの人々の習慣を肌で感じられるおすすめスポットです。プールに関しては別の記事で詳しく解説しているのでそちらをご覧ください。なお、受付の人がシティカードを知らない場合がまれにあるので、英語での説明に不安がある方は、シティカードのウェブサイトを受付の人に見せられるように準備しておくといいかもしれません。

オノ・ヨーコ作のモニュメントがあるヴィゼイ島

レイキャビク湾に浮かぶ無人の「ヴィゼイ島」へ行くフェリーにもシティカードで乗船できます。ここには、2007年にオノ・ヨーコが制作した「イマジンピースタワー」というモニュメントがあります。青いサーチライトを上空に向けてまっすぐ照らし出すモニュメントなのですが、いつでも点灯しているわけではなく、ジョン・レノンの誕生日である10月9日から命日の12月8日の期間と、大晦日とイースターのみ点灯しているそうです。また、ヴィゼイ島は自然保護区に指定されており、さまざまな野鳥やのどかな自然を楽しめますので、ぜひ足を運んでみてください。なおフェリーは、夏期(5月15日〜9月30日)は毎日7便発着していますが、冬期(10月1日〜5月14日)は土日のみ運航で3便発着するだけなのでご注意ください。強風などの場合は欠航することもあります。フェリー発着場へは16番のバスで行くことができます。