観光業の発展が目覚しいアイスランド

アイスランドは、人口約30万人とけっして大きな国とは言えません(同じくらいの面積の北海道は人口500万人以上)。しかし、2008年に金融危機に直面し通貨安になってから観光業が急速に発展。現在では、毎年人口の倍以上の観光客がアイスランドを訪れる活況をみせています。そのため観光ツアーや観光案内所等が非常に充実しており、さまざまなサービスが整っています。今回はその中のひとつ、アイスランドの首都レイキャビク市内で使える便利な「レイキャビク・シティ・カード」(以下シティカード)についてお話しします。

道路沿いから見たアイスランド国立博物館 道路沿いから見たアイスランド国立博物館

多くの施設が入場無料&市内バス乗り放題のフリーパス

シティカードを持っていると、国立博物館や国立美術館、市内の7つの温水プールなどに無料で入場でき、市内バスが乗り放題になります。各観光案内所だけでなく、市内の多くのホテルでも販売しています。料金は24時間カードが大人3500クローナ、子ども1300クローナ、48時間カードが大人4700クローナ、子ども2400クローナ、72時間カードが大人5500クローナ、子ども3100クローナです。ポイントは1日券、2日券となっていないことで、例えば24時間カードで午後から市内観光を始めたとしても、翌日の午前中までは使うことができます。購入後すぐに時間が計られるわけではなく、「何時から利用開始するか」を購入時に決めることができます。と言っても、どんな施設に入れるか気になるところですよね。シティカードで入場できる施設の中で、おすすめのスポット4つをご紹介したいと思います。

ヴァイキング時代の遺物が豊富なアイスランド国立博物館

レイキャビックで最も見ごたえのあるミュージアムはこの国立博物館と言えるでしょう。展示フロアは2階分あり、アイスランドがヴァイキングによって発見されて入植が始まった9〜11世紀、キリスト教化が進んだ11〜13世紀、ノルウェーの植民地となった13〜15世紀、デンマークの介入が強まっていく15〜17世紀、自治権獲得に向けて運動が盛んになる19世紀、独立して発展を遂げる20世紀の7つのエリアに分かれています。特に9〜13世紀ごろの遺物が豊富に展示されており、ヴァイキング時代のアイスランドの雰囲気を堪能することができます。簡単に見るだけなら1時間ほど、解説などよく読みじっくりまわっても半日はかからないので、シティカードを持っているならぜひ訪れましょう。徒歩でも行けますが、バスなら1、3、6、12、14番の「アイスランド大学」が最寄りの停留所となっています。後編に続きます。