イギリスの空港のギネスにガッカリ

ビール大好きで、旅先ではその土地のビールを必ず一度は飲むようにしています。できれば地元の飲み屋で飲むのがベスト。国や土地によってビールの味は様々で、飲み屋の雰囲気や名物のつまみにもお国柄があるので、ビールを飲みながらその国の一面を知ることもできます。さて、アイルランドに向かうフライトを待つ、イギリスのリバプールの空港でのことです。この旅一杯目のギネスを、と思って頼んだら生ではなくて缶のギネス。店のお姉さんがなにか丸い台の上に缶を置いてスイッチを入れると、ウィーンという音とともに缶が細かく震えます。あのクリーミーな泡を作るための機械だったのでしようか。それからグラスに注いでくれましたが、どうも美味しくないのです。う〜ん、ギネスってこんな味だったっけ?

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やっぱり本場のパブのギネスは美味しい!

アイルランドに到着し、宿に荷を下ろしたらまずは地元のパブに直行です。パブというとイギリスが有名ですが、パブが生まれたのはアイルランドが先。スペインのどんなに小さな村にもバルがあるように、アイルランドの田舎の村にも必ずパブがあります。パブは「パブリック・ハウス」の略で、村の集会所のような役割を果たしていたのですね。イギリスのパブはビールの種類が豊富ですが、アイルランドではやっぱり多くの人がギネスビールを飲みます。年配の男性は特に、何かあったら(なくても)「とりあえずギネス」なのだそうです。本場の賑わっているパブで熟練のバーマンが注いでくれるギネスは、泡がなめらかで空港の一杯とは別ものでした。それもそのはず、実はギネスビールは注ぎ方が命なのです。

119.5秒待ってる間に「目で飲む」

ギネスビールは、グラスに一気に注いではだめ。美しくクリーミーな泡を作るためにも、時間をかけて二度に分けて注ぎます。ギネスを注ぐと、グラスの中心部で上昇した泡が、グラスに沿った外側をゆっくり落ちていくのが見えます。これを「カスケードショー」といいます。泡が落ち着くまでの時間は119.5秒。その間にこのカスケードショーを見て、まず「目で飲む」のがギネスビールの醍醐味です。注いでから飲めるまで時間がかかるのを心得ているアイルランドの人たちは、半分くらい飲み終わったら次の一杯を頼んでおくのだそうです。アイルランドのパブでプロのバーマンが注いでくれるこだわりのギネスビールは、ひと味もふた味も違います。普段ギネスはあまり好きじゃないという人も、アイルランドに行ったら是非飲んでみてください!!