ウイスキー発祥の地、アイルランド

ウイスキーと言えば人気があるのはスコットランドのものですが、実はその発祥はアイルランドだと言われています。現在ではアイルランド国内の蒸留所は数箇所のみと少なくなってしまったものの、スコッチとは製法の異なるアイリッシュウイスキーも独特の味を楽しむことができるので、アイルランドに来たら、ビールだけでなく、ぜひウイスキーも味わってみましょう。そんなアイリッシュウイスキーを代表する銘柄の一つが、200年以上の歴史を持つ「ジェイムソン」です。

ジェイムソン旧蒸留所の入り口 ジェイムソン旧蒸留所の入り口

旧蒸留所にあるジェイムソンのミュージアム

ダブリンの中心街からすぐ近く、ルアス(路面電車)のスミス・フィールド駅から徒歩5分に、ジェイムソン蒸留所の跡地に建てられた博物館があります。実際にはジェイムソンは現在、アイルランド南方のコーク県にあるミドルトン蒸留所で製造されており、そちらにも博物館はありますが、気軽に立ち寄れるのはこの旧蒸留所のほうで、いつもにぎわっています。館内は20〜30分おきにグループで回るガイドツアー形式になっていて、平日の昼間に行っても2、3回先の予約まで埋まっていることがあるので、早めに行ってチケットを買って予約し、ツアー開始まで周辺の観光をするといいでしょう。

器具・機械を前に製造過程を丁寧に解説

最初に5分ほどの映像を見たあと、ツアーガイドに誘導され解説を聞きながら、製造過程の順に従って展示を見て回ります。解説はすべて英語ですが、各製造過程で使われる器具・機械を見ながら回るため、視覚的にも十分楽しむことができます。特に大きな単式蒸留釜(ポット・スチル)が、何台も設置されている展示は圧巻でした。この後に書くテイスティングも含め、ツアーは全部で1時間ほどでした。

最後は各国のウイスキーをテイスティング

ツアーの最後には、ショットグラスに注がれた各国の代表的な銘柄のウイスキーを飲み比べます。私が行ったときに出てきたのは、スコッチ・ウイスキーの「ジョニー・ベイカー」とアメリカン・ウイスキーの「ジャック・ダニエル」、そしてジェイムソンでした。香ばしいスコッチ、甘みのあるアメリカンと比べると、ジェイムソンがかなりまろやかな口当たりなのがわかります。さらにこの後にも、ジェイムソンのストレート(シングル)か、ジンジャーハイボール・ライム入りを1杯飲むことができます。テイスティングと合わせると2杯分近くは飲めるので、14ユーロというやや高めの入場料ですが大満足の内容でした。ウイスキー好きな方はもちろん、これから飲んでみようと思っている方にもおすすめのスポットです!