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アイルランド独立の歴史を宿す、キルメイナム刑務所(前編)


掲載日:2016/04/02 テーマ:観光地・名所 行き先: アイルランド / ダブリン

タグ: ロケ地 映画 歴史


ダブリンで一二を争う重要な観光スポット

キルメイナム刑務所の入り口 キルメイナム刑務所の入り口

タブリン市街地から69番または79番のバスに乗り、西に10分ほど行ったところにあるキルメイナム刑務所は、アイルランド独立の歴史に密接に関わっている非常に重要な施設です。また、映像作品でたびたび使われる優れたデザインの独房群もあるため、数あるダブリンの観光スポットの中でも特に多くの人が訪れる施設となっています。近年話題のダークツーリズムの観光名所としては、アイルランド随一と言えるでしょう。見学は、英語ガイドによるツアー形式になっています。英語が苦手な方には一度で理解するにはやや難しい内容なので、事前にある程度キルメイナム刑務所に関する歴史を知っておくと、よりツアーを楽しめます。今回は、キルメイナム刑務所に関わるエピソードを交えつつ、その施設をご紹介したいと思います。

受付を済ませたらミュージアム・スペースへ

受付で6ユーロの入場料(団体は4ユーロ、子供&学生は2ユーロ)を払ったら、そのまま受付の後ろ側に回って、キルメイナム刑務所に関するミュージアム・スペースに進みます。2フロアからなるこのスペースでは、刑務所が設立された1796年から20世紀にいたるまでの歴史が紹介されており、ツアーが始まるまでの時間見ていることができます(このさらに上のフロアにはカフェもあります)。ツアーの間隔は約20分なので、すべて詳細には見られないと思いますが、ツアー終了後にまた入場することができるので、焦らずじっくり見るといいでしょう。ツアーは1時間ほどです。

16人の処刑者を出したイースター蜂起とは

刑務所を見学する上で知っておくべきアイルランドの大きな事件に、「イースター蜂起」があります。第一次世界大戦さなかの1916年、イギリスからの独立へ向けて、復活祭(4月23日〜30日)の期間に主にダブリンで起こった武力蜂起で、この事件による死者は400人以上に上り、また蜂起鎮圧後に、16人のアイルランド人がこのキルメイナム刑務所で処刑されました。これに刺激されたアイルランド市民によってイギリスへの反発が増加し、アイルランドは独立への歩みを進めていくことになります。このイースター蜂起を含め、キルメイナム刑務所では設立以後、イギリスからの独立を目指すアイルランドの指導者が数多く収監・処刑されてきました。そのような歴史を簡単に知っておくだけで、見学した際の施設の見え方も少し変ってくるのではないかと思います。後編へ続きます。

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/04/02)

※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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