世界的に人気の邸宅とその美しい庭園

ダブリン県のすぐ南、自然豊かなウィックロウ県にあるパワーズコートは、その名の通りパワーズコート子爵が代々住まった屋敷です。ここは過去に、メジャーな英語トラベル・ガイドブックであるロンリープラネットの「世界の邸宅」トップ10に、また、ナショナルジオグラフィックの「世界の庭園」のナンバー3にも選出されたという、世界的に注目されている観光スポットです。ダブリン発のバスツアーがあるほか、ダブリン市街地からの路線バス(44番)、近郊のブレイ駅からの路線バス(185番)でも行くことができます。

庭園側から見るパワーズコート邸宅 庭園側から見るパワーズコート邸宅

著名な映画に使われた邸宅

この邸宅は、もともと13世紀に建てられた城を18世紀にドイツ人建築家が改築したものでした。しかし1974年に起きた火災により大部分の部屋が焼失してしまい、再び改築され1996年に再建されました。焼失前には巨匠スタンリー・キューブリック監督の映画『バリー・リンドン』の撮影に使われたほか、再建後には2002年の映画『モンテ・クリスト伯』で使われています。現在はこの旧邸宅の内部には土産物、家具、衣類などさまざまな種類のショップやカフェが入っており、昔風の意匠を活かした現代的な空間になっています。

撮影ポイントが多い見どころたっぷりの庭園

パワーズコートの目玉は、なんと言ってもその美しい庭園です。庭園からは6.5ユーロの入場料が必要になりますが、まわるのに1時間弱かかる広い敷地は見どころ満載ですので、迷わず入りましょう。庭園に出るとすぐに、目の前には広大なイタリア式庭園が広がります。そこからきれいに整備された道を歩いていくと、いくつもの庭園や池、鮮やかな花や草木、各所に配置された彫刻などがどれも美しく、あれこれ写真に収めたくなります。庭園の1つにはなんと日本式庭園もあります。個人的に興味深かったのは、立派な墓石が立てられた動物のためのお墓と、砲台に囲まれたタワーバリーと呼ばれる円形の石塔。タワーバリーは上ることもできます。

アイルランドで一番落差のある滝

飛び地になっている少し離れたパワーズコートの敷地には大きな滝もあります。本館からは6km強ありますが、公共の交通機関はないため徒歩で行くことになります(バスツアーでは、本館のみ、滝のみなどあるので要注意)。また、入場料も別途5.5ユーロかかります。ですが、落差はアイルランドで一番高い121mを誇る滝ですので、見ごたえは抜群。余裕を持って観光し、ウォーキングを楽しみつつ一緒にまわってみるのもおすすめです。