世界で最も住みやすい国アイルランド

アイルランドといって思い浮かぶのは何でしょう。ギネスビール、エンヤ、ロックバンドのU2、ケルトの遺跡、古代の巨石文化、リバーダンス・・・。ローマ帝国もアイルランドまでは来なかったといわれるヨーロッパの西の果ての国。ローマ帝国の支配を受けなかったことで、その時代のケルト民族の文化が今日まで受け継がれてきました。2005年のイギリスのエコノミスト誌による調査で、世界で最も住みやすい国に選ばれています。ワーキングホリデーや英語留学で滞在する人が多いようですが、謎めいた遺跡や古代からの文化的遺産が多く、またダイナミックな大自然の景観を楽しめるアイルランドは、観光で訪れても大いに楽しめる国です。

強風に注意!!絶景に足がすくむアイルランドのモハーの断崖 強風に注意!!絶景に足がすくむアイルランドのモハーの断崖

ヨーロッパで最も高い断崖絶壁「モハーの断崖」

アイルランド西部は、雄大で神秘的な大自然の景観が見どころです。その中でも最大の見どころ「モハーの断崖」は、クレア州のドゥーランからハグス岬まで、約8kmに渡って高さ100mから200mの断崖絶壁が続き、アイルランド随一の壮大な風景を見ることができます。晴天はもちろん、日の入り、雨にかすむ日、虹がかかるとき、どんなシチュエーションも絶景です。この断崖は、巨匠デビッド・リーンの1970年の名作「ライアンの娘」の冒頭のシーンに登場しました。西部の中心都市ゴールウェイから日帰りで訪れることができます。

高所恐怖症の人は無理かも・・・

垂直に切り立った断崖は、まさに大地のエッジ。ビジターセンターの前の一部には柵がありますが、あとは柵もロープも一切ありません。"崖からの転落注意"の看板の、転落する人の絵もうなずけます。ヨーロッパでは、自然の景観の維持が優先され、危機管理は各個人の責任に委ねているところが多いですね。200mの高さの断崖からの眺めはまさに絶景ど迫力!!ですが、座るか腹ばいになって眺めないと、恐ろしくてお尻のあたりがフワフワしてきます。崖沿いの道がまた頼りない道で、しかも崖っぷちギリギリにあるので、ちょっとでも足を滑らせたら簡単に落っこちてしまいそうでハラハラします。

悪天候の日は十分に気をつけて

崖には「話し相手が必要なら電話してね」というサマリタンズの看板があります。サマリタンズはイギリスのチャリティー団体で、悩んでいる人の話を聞いて自殺を思いとどまらせる活動をしています。確かにここはそういう目的で来る人もいるかもしれません。そのくらい迫力のある断崖なのです。わたしが2度目に訪れた時はものすごい強風が吹いていましたが、それでも立ち入り禁止にはなっていませんでした。あまりの強風に、途中で座り込んで動けなくなってしまい、文字通り這々の体でビジターセンターまで戻りました。スリル満点超絶絶景のモハーの断崖、高所恐怖症じゃない方におすすめです。