アイルランド最西端の町

風光明媚な観光エリアとして人気のケリー州にあり、アイルランドの最西端に位置するディングル半島。半島唯一の町ディングルは、人口約2000人のとても小さな町ですが、デヴィッド・リーン監督の映画『ライアンの娘』のロケ地としても知られており観光も盛んなため、町には水族館やイルカ&ホエールウォッチングを開催するツアー会社があり、昔ながらの趣を残したパブもたくさんあります。さらには、2015年には町のはずれに新しくウイスキー蒸留所ができ、より魅力的な観光地となりました。今回は、アイルランドらしい風景を残しつつ新しい魅力を発信するディングルについて、お酒関連のスポットを中心にご紹介します。

稼働中のポットや樽を間近で見学できるディングル蒸留所 稼働中のポットや樽を間近で見学できるディングル蒸留所

キラーニーからバスで2時間

ディングルへは、ケリー観光の中心都市となるキラーニーからバスで2時間強。アイルランドのバス移動ではおなじみのバス会社「バスエーラン」に乗り、トラリー(Tralee)という町を経由し(乗り換えて)行きます。時間を節約すれば日帰りで観光することもできますが、ディングルにホテルやB&Bもあるので、1泊してゆっくり観光するのもおすすめです。

新進気鋭のディングル蒸留所

2015年にオープンしたディングル蒸留所は、大手メーカーの製品を扱うのではなく、独自の製品だけを手がける独立系蒸留所として操業しています。ウイスキーは熟成に最低3年を必要とするため、ウイスキーができるまでの間、熟成年数の短いジンやウォッカを製造するということがよくありますが、このディングル蒸留所はジンやウォッカですでに世界的な賞をいくつも受賞しており、注目度の高さが伺えます。現在はウイスキーも販売されているものの日本での入手は難しく、また、良いウイスキーを世に出すためにはまだ年数が必要となりますが、今後どんな蒸留所に成長するか、今から期待したいところですね。

試飲つきの見学ツアーがおすすめ

そんなディングル蒸留所は情報発信も活発で、定期的に見学ツアーも行われています。町の中心部からは徒歩15分ほどで行けるので観光には最適です。見学料金は15ユーロで、ツアー開始時間は、3〜5月と9月が12時/14時/16時、6〜8月が12時〜16時まで1時間おき、10〜2月が14時/16時となっています。ツアーの最後にはもちろん試飲もできるので、最先端のアイリッシュ・ウイスキーを堪能したい方はぜひ見学してみるといいでしょう。パート2ではディングルにあるパブをご紹介します。