音楽が盛んなディングル

蒸留所編からの続きです。ディングルはアイルランドの伝統的な音楽が盛んな土地としても知られ、国内外で活躍するミュージシャンを輩出したり、逆に他の土地出身のミュージシャンがここを拠点にしたりしています。町の中心にある「ディングル・ミュージック・ショップ」はたくさんのアイルランド音楽のCDや楽器を扱っているので、興味のある方はぜひ寄ってみるといいでしょう。そして! アイルランドで音楽を楽しむと言ったら、なにはともあれパブです。今回は、ディングルで伝統的な音楽を楽しめる、素敵な内装のパブをご紹介します。

フォクシー・ジョンズの店内。右がカウンターで、左は日曜大工用品が吊るされている フォクシー・ジョンズの店内。右がカウンターで、左は日曜大工用品が吊るされている

かつてのパブの風景が残るフォクシー・ジョンズ

私がアイルランドで行った何十ものパブの中で、とくに趣深い内装をしていたのが「フォクシー・ジョンズ Foxy Johns」です。パブと言えば「お酒を飲むところ」または「ライブを聴くところ」というイメージが一般的ですが、歴史的には雑貨や日用品なども扱っていたころもあり、その土地の人々が集まりやすい場所として機能していたと言います。このフォクシー・ジョンズはカウンターの向かいに工具などの日曜大工用品が置かれていて、かつてのパブの風景をイメージさせてくれます。

おしゃれなオサリヴァンズ・コートハウス・パブ

フォクシー・ジョンズとは逆に、もう少し今風の内装をしているのが「オサリヴァンズ・コートハウス・パブ O'Sullivan's Courthouse Pub」です。なんとここの男性用トイレの小便器は、ビール樽の半分を切り抜いたような形状! そのほか店内の調度品や家具もおしゃれで、店内の雰囲気全体に遊び心が利いています。また音響設備にかなり力を入れているようでセッションもひときわ盛ん。音楽を楽しむならとくにおすすめのパブです。

ウイスキー棚が壮観のディック・マックス・パブ

最後にご紹介するのは、ディングルでも一二を争う人気店の「ディック・マックス・パブ Dick Macks Pub」です。ここの魅力は扱っているウイスキーの豊富さ。実はアイリッシュ・パブには、品揃えの中心をビール、ウイスキーがあまりないお店も少なくありません。ディック・マックス・パブはカウンターの後ろの棚びっしりとウイスキーの瓶が並んでいて選びきれないほど。もちろん、ディングル蒸留所のウイスキーも扱っています。自然の風景はもちろん、お酒、音楽とアイルランドらしい魅力が満載のディングル、ぜひ観光してみてください!