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海外現地発ガイド通信

神聖な世界遺産、フランチェスコが神の声を聞いた「サン・ダミアーノ修道院」


掲載日:2008/04/23 テーマ:世界遺産 行き先: イタリア / アッシジ

タグ: すごい! 教会 世界遺産


フランチェスコの「清貧」のはじまり、サン・ダミアーノ修道院

サン・ダミアーノ修道院周辺には、ところどころに聖フランチェスコの銅像が置かれています。その姿はとても印象的で、修道院の厳かな雰囲気とマッチしています サン・ダミアーノ修道院周辺には、ところどころに聖フランチェスコの銅像が置かれています。その姿はとても印象的で、修道院の厳かな雰囲気とマッチしています

のどかな田園風景が広がるアッシジの町から、15分ほど歩くとたどり着くのが、イタリアの守護聖人であり、アッシジの代名詞ともなっている「清貧の聖者サンフランチェスコ」の人生の起点となったサン・ダミアーノ修道院です。
富裕な商人の一人息子として生まれ、放蕩生活を送っていたフランチェスコが1206年にここサン・ダミアーノ教会の十字架から「早く行って私の壊れかけた家を建て直しなさい」という神の声を聞き、一人で石を積みながら修復したのがこの礼拝堂といわれています。
父の財産をすべて投げうって、私財を貧者に分け与え、人生を通して唱えた清貧の精神はこの教会から生まれたのです。

オリーブの小道をたどると小さな古い教会にたどり着きます

オリーブ畑の小道をのんびりと歩いていくとたどり着くのがサン・ダミアーノ修道院。質素な教会と修道院からなっていて、美しい中庭を見ることもできます オリーブ畑の小道をのんびりと歩いていくとたどり着くのがサン・ダミアーノ修道院。質素な教会と修道院からなっていて、美しい中庭を見ることもできます

オリーブ畑のあいだの小道を標識に沿って降りて行くと、質素で古い修道院にたどり着きます。一身廊のシンプルな教会の後陣には聖ダミアーノ、聖ルフィーノ、聖母マリア、キリストのフレスコ画が描かれていて、15世紀に作られた聖職者祈祷席の上部、小さなアーチ状の天井には、現在はサンタキアラ聖堂に納められている『十字架のキリスト像』の複製が掲げられています。
この十字架に磔計となっているキリスト像はとても有名で特徴的です。キリスト顔には苦悩の表情がなく、まるで自らの足で立って両手を大きく広げ、希望のメッセージを伝えるかのように見えます…。ぜひ教会を訪れて見てほしいです。

聖キアラが生涯を過ごし、命を引き取った神聖な教会

1997年9月26日、アッシジは死者12名、負傷者120名にもおよぶ大地震の被害に遭い、その後復興を果たし、2000年にアッシジ、サンフランチェスコ聖堂と関連遺跡群として世界遺産に登録 1997年9月26日、アッシジは死者12名、負傷者120名にもおよぶ大地震の被害に遭い、その後復興を果たし、2000年にアッシジ、サンフランチェスコ聖堂と関連遺跡群として世界遺産に登録

1210年、16才のキアラは道でフランチェスコの説教を耳にします。キアラもまた裕福な家庭の娘でしたが、親の決めた結婚を受け入れることができず家を飛び出し、尼僧としてサン・ダミアーノ教会に住み始めます。聖フランチェスコに最初に帰依した者の一人で、生涯を通して聖フランチェスコを精神的な父と仰ぎます。彼女は後に「清貧、貞節、従順」の誓いをたてフランチェスコ会の女子修道会キアラ会を創設します。
彼女たちの生活は祈りと労働を日課としていて、実際に聖キアラが作った服も彼女の髪とともにサンタキアラ聖堂に展示されています。

修道院内部も必見。当時の質素な生活がうかがえます

教会の隣にある聖キアラの過ごした修道院も見学可能です。当時の面影を残した修道院はとても質素で厳かで彼らの精神が宿っているかのように感じることでしょう。食堂の壁には最後の晩餐のフレスコ画が描かれ、粗末な木の長テーブルと長椅子が置かれています。
このサン・ダミアーノ教会はアッシジにある幾多もの教会のなかで、もっとも彼らの「清貧」の思想が現れています。一方、彼らの死後、彼らを奉るために建てられた「サン・フランチェスコ聖堂」と「サンタ・キアラ聖堂」は建築作品としてはまさに傑作で、内部は豪華なフレスコ画で覆われています。同じ聖フランチェスコ、聖キアラにゆかりの教会ですが、その対比がとても印象的です。

【関連情報】

■サン・ダミアーノ修道院
場所:サンタ・キアーラ聖堂東側のヌオーボ門から南へ1.5Km、徒歩約15分
電話:+39 0758-12273
開館時間:
 [夏期] 10:00-12:00、14:00-18:00
 [冬期] 10:00-12:00、14:00-16:30

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/04/23)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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