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聖フランチェスコの生涯、1枚の絵が8畳の大きさ、28枚におよぶ壁画は圧巻です!


掲載日:2008/06/13 テーマ:観光地・名所 行き先: イタリア / アッシジ

タグ: すごい! 教会 美しい


西洋絵画の父、ジョット。生前から巨匠と呼ばれていました。

ジョットの最も有名な壁画の一つ、「小鳥に説教する聖フランチェスコ」。聖フランチェスコが優しい顔で描かれていて、眺めているだけで心が落ち着きます ジョットの最も有名な壁画の一つ、「小鳥に説教する聖フランチェスコ」。聖フランチェスコが優しい顔で描かれていて、眺めているだけで心が落ち着きます

ジョットという名前は聞いたことがあるでしょうか? 「近代最初の画家」といわれ、生前から「巨匠」と呼ばれていた13世紀のフィレンツェ出身の画家です。当時の西洋絵画は平面的で非写実的なものが主流だったのですが、ジョットが初めて背景や建物、人物の大きさを自然に表現したと言われています。また人物に表情や動きを与えて写実的に描きました。当時、これらの描写はたいへん革新的で、その偉業は後のルネッサンス絵画をもたらしました。
彼はまた建築家の才能にも恵まれていて、フィレンツェのドゥオモ横にある「ジョットの鐘楼」は彼の代表的な作品です。

ジョットの代表作品、28枚におよぶ「聖フランチェスコの生涯」

聖フランチェスコ聖堂は上下に別れていて、上部聖堂内に「聖フランチェスコの生涯」が描かれています。ゴシック様式のファザードが美しい教会です 聖フランチェスコ聖堂は上下に別れていて、上部聖堂内に「聖フランチェスコの生涯」が描かれています。ゴシック様式のファザードが美しい教会です

その偉大なジョットの代表作品がアッシジの聖フランチェスコ聖堂にあります、その名も「聖フランチェスコの生涯」。28枚にも及ぶ連作壁画で、聖堂内の壁に沿って順序よく彼の生涯を描いています。
28枚もの壁画が教会内に描かれているだけでも圧巻なのですが、そのフレスコ画1枚の大きさはなんと8畳もあるそうです。弟子たちの手が加わっているのでしょうが、その労力は想像を絶するでしょう。

フランチェスコのストーリーと照らし合わせて見ると数倍楽しいですよ!

アッシジ駅から旧市街に向かう途中で、山腹に大きな聖フランチェスコ聖堂を眺めることができます。アーチが規則的に並び美しいです アッシジ駅から旧市街に向かう途中で、山腹に大きな聖フランチェスコ聖堂を眺めることができます。アーチが規則的に並び美しいです

28枚の壁画は教会の右奥の壁からコの字を描くようにストーリーになっています。聖人であるフランチェスコは頭に光輪が描かれているので見分けがつきやすいです。例えば1枚目の「弱き者から尊敬を受ける聖フランチェスコ」は、まだ富豪の息子として生活していた話なので、清貧の聖者フランチェスコも立派な服装を身につけています。そんなある日、サン・ダミアーノ教会の十字架から「早く行って私の壊れかけた家を建て直しなさい」という神の声を聞くシーンが4枚目の壁画です。5枚目では財産を放棄して世俗に別れを告げています。中心の右側にフランチェスコが服を脱いで手渡す姿で描かれています。
このように1枚1枚が物語になっていて、フランチェスコの人生が巨匠ジョットの手によって生き生きと描かれているのです。

特に有名なのが、「小鳥に説教する聖フランチェスコ」

ウフィツィ美術館前の広場にフィレンツェ出身の芸術家、作家、政治家の像が並びます。ジョットの像を見つけてみましょう ウフィツィ美術館前の広場にフィレンツェ出身の芸術家、作家、政治家の像が並びます。ジョットの像を見つけてみましょう

この一連の壁画で特に有名なのが、15枚目にあたる「小鳥に説教する聖フランチェスコ」です。自然を愛した聖フランチェスコの説教は、小鳥たちにも理解され羽を広げて喜びを表現されたという逸話によるものです。この絵でジョットの写実性がよくわかると思います。木と人間が自然の大きさで描かれていて、背後の木は奥行きを感じさせるように小さめに描かれています。また年老いたフランチェスコは慈愛に満ちた優しい顔で描かれています。
アッシジに行ったら、美術史に名を刻むジョットの歴史的壁画と、清貧の聖者フランチェスコのストーリーを存分に楽しんでください。

【関連情報】

■サン・フランチェスコ聖堂
場所:アッシジ旧市街の東端
住所:Piazza Inferiore di San Francesco
開館時間:上部聖堂
 [夏期]8:30-18:45
 [冬期]8:30-18:00
※日曜の午前と宗教祝日は拝観できません

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/13)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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