観光拠点として便利な港町バーリ

ナポリにつぐ南イタリア第2の都市にしてプーリア州の州都であるバーリは、アドリア海に面した港町。ここは、他国からイタリアへの玄関口のひとつとして知られています。バーリの旧市街やサン・ニコラ大聖堂は素晴らしい観光スポットですが、周辺にもトンガリ帽子の家屋「トゥルッリ」が見られるアルベロベッロや、八角形の美しい城カステル・デル・モンテ、さらにはお隣バジリカータ州にあるマテーラなどの世界遺産があり、観光の拠点として非常に便利な町と言えます。今回は、この港町バーリと、アドリア海を隔ててその向かいにあるクロアチアの観光地ドゥブロヴニクへの船での行き方についてご紹介します。

アドリア海に面したバーリの海岸通り アドリア海に面したバーリの海岸通り

駅に近い新市街と港に近い旧市街

バーリの中心部は大きく分けると新市街と旧市街の2つからできています。バーリ中央駅を出てすぐは碁盤の目のように整備された新市街で、ファストフードやカフェなどの飲食店やブランドショップ、銀行、ホテルなどが揃っています。この新市街をまっすぐ北上していくと、細い道が複雑に入り組んだ旧市街に入ります。旧市街は歴史的な景観が楽しめ、11世紀のノルマンノ・スヴェヴォ城や、サンタクロースのモデルとされる聖人サン・ニコラの遺骸が祀られている聖堂などの観光スポットがあります。そして旧市街をさらに北に抜けた先が、アドリア海に面した港となっています。

観光と食事は旧市街がおすすめ

日用品を購入したり銀行・ATMを利用するなら新市街が便利ですが(ちなみに、2016年の訪問時点では円をユーロに換金できる両替所はありませんでした)、観光や食事なら旧市街がおすすめです。特に旧市街には安くて美味しいピザ屋(パン屋)がいくつかあるほか、地元の子どもたちがよく食べている揚げ菓子「Sgagliozze」の専門店もあります。観光の合間に、小腹がすいたタイミングで立ち寄ってみましょう。ただし、旧市街の道はかなり入り組んでいるので、地図の用意は忘れずに。

旧市街の治安は悪い?

バーリの、特に旧市街はヨーロッパ有数の「治安の悪いエリア」とされていますが、ここ2〜3年で急速に整備が進められたようで、路地に荒れたところは少なく、また少なくとも私が行った観光シーズンでは、日が落ちたあとも旧市街は観光客や地元の家族連れでにぎわっていました。もちろん、持ち物に十分注意したり、不用意に人気の少ないところに行かないなどの配慮は必要だと思いますが、大げさに不安がる必要はなさそうです。それでは後編はいよいよ、ドゥブロブニクへの具体的な行き方をご説明します。