イタリアには、イタリア料理がない?

日本にもすっかりお馴染みのイタリア料理ですが、本場イタリアに行くと「これがイタリア料理」というものはないと言います。「それはどういう事?」と思いませんか。実は、イタリア料理と言われているものは、それぞれの地方料理の総称なのです。同じ国内でも、地域によって伝統料理が違うので、「イタリア料理」とひとくくりにするものは、実際にはないのです。南北に細長いイタリア。なので機会があったらゆっくり各地方を巡って、その郷土料理を食べてみたいですね。

郷土料理と地元ワインで、美味しいイタリアの旅を。エミリア=ロマーナ州編 郷土料理と地元ワインで、美味しいイタリアの旅を。エミリア=ロマーナ州編

大学都市ボローニャのあるエミリア=ロマーニャ州 

さて、イタリア北部の都市、ボローニャがあるエミリア=ロマーニャ州をご存じでしょうか? 北のポー川、南のアペニン山脈に挟まれている東西に細長い州で、古くから交通の要所とされてきた地方です。この州は食品産業が盛んで、チーズの「パルジャミーノ・レッジャーノ」、バルサミコ酢、パルマハムなど様々な名産品が作られています。今回はそのエミリア=ロマーニャ州の料理とワインについて、紹介していきましょう。

エミリア=ロマーニャ州の料理といえば?

温暖な地中海に面したイタリア南部と違って、北部は海と面した部分が少ないため、魚料理はポピュラーではありません。そのため、エミリア=ロマーニャ州の郷土料理は、肉料理が中心となります。日本でも有名なのは、ボロネーゼソースでしょうか? ひき肉とトマトを煮込んで作るボロネーゼソースは、パスタとの相性が抜群です。このボロネーゼソースは日本国内でもよく見かけられるようになりましたが、ロマーニャ州に行って味の違いを確かめてみたいですね。また、日本では滅多に食べられない食材にパスタ・トルテッリーニがあります。これは内側に肉が詰まったラビオリのような、とてもユニークなパスタです。

肉料理と合わせて飲みたい赤ワイン!

「肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワイン」などと言われることが多いですね。エミリア=ロマーニャ州では赤ワインも白ワインも作られていますが、郷土料理を地元ワインで楽しむならば、やはり肉料理に合う赤ワインでしょうか。この州でおすすめの赤ワインは色々ありますが、今回取り上げたいのは「サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーヤ」。これは世界的にも人気が高い葡萄、サンジョヴェーが85%以上使われているワインです。エミリア=ロマーニャ州のレストランで、サンジョヴェーゼ・ディ・ロマーヤを飲みながら、ボロネーゼソースのパスタや、スープに浮かんだパスタ・トルテッリーニを味わう。そんなディナーを思い浮かべるだけで、旅立ちたくなってしまいませんか?