page top

出発エリアをに変更しました。

海外旅行の検索・比較サイト|エイビーロード
AB-ROAD
イタリア・フィレンツェ・歴史の現地ガイド記事
RSS

海外現地発ガイド通信

大自然と古い街並みが調和する世界文化遺産「ドルチャ渓谷」


掲載日:2008/04/24 テーマ:歴史 行き先: イタリア / フィレンツェ

タグ: 世界遺産 大自然 美しい


息を呑む美しさ!トスカーナの田園地帯

展望台(広場)からの景色。道に沿って植わる糸杉も、美しさの演出に一役買っている 展望台(広場)からの景色。道に沿って植わる糸杉も、美しさの演出に一役買っている

「Parco Artistico Naturale e Culturale della Val d’Orcia(=ヴァル・ドルチャ美術・自然・文化公園)」と書かれた看板のある展望台に立てば、きっと誰もがその美しさに息を呑むことでしょう。いえ、ここに立たなくとも、道すがらずっと、息を呑み続ける(!?)はずです。
フィレンツェを州都とするトスカーナの大自然の美しさについては、これまでにもお伝えしてきましたが、なだらかな丘陵がどこまでも続く景色は、トスカーナ独特のものです。
そしてこの、フィレンツェ県の隣のシエナ県に属する公園は、2004年にユネスコの世界文化遺産に登録された地域なのです。美しいはずですね! シエナ市の南東30〜60kmに広がる田園地帯で、春には青々とした麦畑が広がり、ブドウやオリーブ畑があり、またこの土地特有のクレーテ・セネージという粘土質の丘が顔を出し、牧草地には牛や羊の群れがいる…。訪れる者の心をピュアにしてくれるような、そんな土地です。
でもなぜ、“文化”遺産…!?

古代ローマ、さらにはそれ以前からの歴史ある佇まい

左手奥の山は、アミアータ山(1738m) 左手奥の山は、アミアータ山(1738m)

それは、Val d’Orcia(オルチャ渓谷)の名の通り、オルチャ川がゆったりと流れ、流域の小高い丘の上には城壁に囲まれた幾つもの古い町並みが残っているんです。それらの町とは、歴史地区が同じく世界遺産に登録されているPienza(ピエンツァ)、世界的に知られた赤ワイン“ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ”の里・Montalcino(モンタルチーノ)の他、Castiglione d’Orcia(カスティリオーネ・ドルチャ)、Radicofani(ラディコーファニ)、San Quilico d’Orcia(サン・クイリコ・ドルチャ)といった町々です。
紀元前の古代ローマ時代に引かれたローマ街道のひとつで、ローマからアレッツォ、そしてフィレンツェまで延びた“カッシア街道”沿いに点在するこれらの町の中には、さらに遡ると、それ以前のエトルリア時代に起源を持つところもあります。そして時を経ること十数世紀。中世期にシエナ共和国領からトスカーナ大公国領となる過程で芸術が栄え、またローマからフランスまで通じたフランチジェナ街道を、巡礼者をはじめとする多くの人々が行き来しました。
長い歴史を背景に雄大な緑の中にポツンポツンと現れた石造りの町並み、それらが調和する景観。ヴァル・ドルチャは、よって世界文化遺産なのですね。

車がなければ、列車とタクシーで

2004年7月2日、ユネスコ世界文化遺産登録 2004年7月2日、ユネスコ世界文化遺産登録

行き方は、フィレンツェ〜ローマ線、IC(インターシティ)に乗車してキウージ駅下車、又はシエナからローカル線でブオンコンヴェント駅で降りてもいいです。そこからはタクシーになるので、とっても親切な運転手さんをご紹介しましょう(「関連情報」をご参照ください)。フィレンツェ市内へも迎えにきてくださいます(値段は交渉)。
足(車)がないとなかなか訪れにくいところではありますが、フィレンツェとローマの中間に位置する、トスカーナ州、そしてイタリアが誇る自然の美を是非堪能してください。

【関連情報】

タクシー運転手:BIAGIOTTI MARIO(ビアジョッティ・マリオ)氏の携帯電話番号は (+39)338-2852078

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/04/24)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

キーワードで記事検索

検索