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海外現地発ガイド通信

剥製?−そんなはずないけれど、まるで生きてるような鉄のオブジェ


掲載日:2008/06/05 テーマ:ショッピング 行き先: イタリア / フィレンツェ

タグ: ショッピング


男女を問わず魅了

工房(作業場)の隣の展示室。中央は青鷺、右手の巨大魚はカサゴ科のスコルファノ 工房(作業場)の隣の展示室。中央は青鷺、右手の巨大魚はカサゴ科のスコルファノ

芸術の町、フィレンツェは、絵画や彫刻などの表立った芸術が栄えた華やかな顔の他に、職人さんによる伝統工芸が地道に受け継がれてきた町という、もうひとつの顔も持っています。この伝統工芸の中で女性を魅了して止まないのが金銀細工ですが、今日ご紹介する“鉄”の工芸は、男性の心をもグッと捕らえてしまうでしょう。
鉄という響きからも連想するように、それは固くて力強い素材。それで門扉や柵、手摺を作るのが仕事の主な内容ですが、この方、ジャンカルロ・ジャケッティ氏の手にかかると、そんなひと言ではくくれない、すばらしい鉄の工芸&アートが生まれるのです。

まるで生きてるよう

鷲が鮭を捕まえる姿は、一瞬の映像が頭に焼きついたそう 鷲が鮭を捕まえる姿は、一瞬の映像が頭に焼きついたそう

というのは、前述に書いた門扉や柵や手摺作りの腕前、アート感もさることながら、仕事の合間に趣味的に行うオブジェ作りがまたすばらしいのです!
水面を泳ぐ鮭を捕まえる瞬間の鷲、その手、目、翼。ふと立ち止まった青鷺が後ろを振り返る姿。いきいきとして今にも動き出しそうな動物を前にすると、適切な誉め言葉を見つけられなくてじれったくなるほどです。他にも、ふくろうやカモ、イルカ、エンジェルフィッシュなど幾つもの動物がいますが、固い鉄が丸みを帯びたり、とがったり、切り込まれてと、まるで粘土かなにかのように柔軟に形を変えた様はただただ圧巻です!

図面は頭の中に描く

エンジェルフィッシュ。酸化の度合いで青や茶色の部分的発色を行う エンジェルフィッシュ。酸化の度合いで青や茶色の部分的発色を行う

ジャケッティ氏のスゴイところは、これらの作品を作るのに“描写”をしないこと。すべて彼の頭の中に描かれて、それを形にします。
もうひとつスゴイと私が感じるところは、アーティストではなくあくまでも職人だと自認していること。そんな職歴約50年の控えめな鉄職人が傾けた大きな情熱の結晶を、多くの人に見て欲しいなと思います。お気に召したら、もちろん即買いもOKですよ。

工房はヴェッキオ橋からすぐ

数々の作品を生む工房で。ジャンカルロ・ジャケッティ氏 数々の作品を生む工房で。ジャンカルロ・ジャケッティ氏

工房は伝統工芸の栄えたオルトラルノ地区。大聖堂ドゥオモの方から歩くと、ヴェッキオ橋を超えた辺りです。小奇麗な店が立ち並ぶ人通りの多いサン・ヤコポ通りから1本路地を入ったところに、ジャケッティ氏の歴史の匂いのする工房があります。
人懐っこい風貌の、やんちゃ少年がそのままおじいちゃんになったような方ですので、どうぞ気軽に立ち寄ってください。とにかく感動ものです!

【関連情報】

ミミズク。目の周りの尖ったものは馬蹄用の釘とアイデア豊か ミミズク。目の周りの尖ったものは馬蹄用の釘とアイデア豊か

■ Laboragione arltistica in ferro(ラボラジョーネ・アルティスティカ・イン・フェッロ)
住所:ViaToscanella 3-5r, Firenze
電話:+39-055-2398088
作業時間:8:00〜17:00頃(個人工房のため変更あり)
定休日:土日

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/05)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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