ピッティ宮殿からヴェッキオ宮までのメディチ家の通勤路

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ピッティ宮殿からヴェッキオ宮までのメディチ家の通勤路

掲載日:2008/11/06 テーマ:観光地・名所 行き先: イタリア / フィレンツェ ライター:木場しのぶ

タグ: すごい! 街歩き 歴史



ABガイド:木場しのぶ

【イタリアのABガイド】 木場しのぶ
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ライター、コーディネーター、フォトグラファー。専ら端午の節句生まれを誉れとし、鯉幟を吊るす竹のように生きることを目指す。趣味・興味は多方面に渡るが、特に“食べて飲んで湯に浸かる”の3拍子をこよなく愛する。イタリア語通訳案内士資格を所持し、通訳としても活動。著書『蝦(エビ)で釣られたイタリア』は涙と笑いのイタリア滞在記。

ウフィッツィ美術館からヴェッキオ橋までのアルノ川沿いの部分 ウフィッツィ美術館からヴェッキオ橋までのアルノ川沿いの部分

「ヴァザーリの回廊」

「ヴァザーリ」の名を聞くとき、おそらくほとんどの人が、彼の遺した絵画や伝記より、建築物の方を思い浮かべるでしょう。
『ヴァザーリの回廊』、それは、1565年にジョルジョ・ヴァザーリによって作られた、約1kmに及ぶ通廊。フィレンツェの市庁舎である「ヴェッキオ宮」から、アルノ川の南側にある「ピッティ宮殿」までを結ぶ、まさに“神話の世界(空間)”です。
その間にはルネサンスの名画がところ狭しと展示された「ウフィッツィ美術館」があり、橋の両側に貴金属店が軒を連ねる「ヴェッキオ橋」東側の2階部分を通ってアルノ川を超え、「サン・フェリチタ教会」の講堂を見下ろして、ピッティ宮殿裏に広がるボーボリ庭園が見えてくればそこがゴールの宮殿。

 

ヴェッキオ橋では、店の2階部分を通る ヴェッキオ橋では、店の2階部分を通る

信じがたい“屋内”通勤路

上の説明はヴェッキオ宮から歩いた場合ですが、建設当時のことを考えると、本当はスタート地点をピッティ宮殿にしなければならないんです。というのは、ピッティ宮殿はコジモ1世の住まい、ウフィッツィ美術館はメディチ家の事務所だったからです。コジモ1世がヴァザーリに依頼して、一歩も外に出ることなく、つまり一般市民と顔を合わせることなく、自宅からオフィスへの通勤できる路を作らせたというわけです。

 

ヴェッキオ橋の真ん中あたり ヴェッキオ橋の真ん中あたり

希望者殺到、大人気

上で、この回廊が“神話の世界(空間)”だとご紹介した理由は、実は、通常は残念ながら一般公開されていないことから。でも本当にたまにですが公開されるんです。でもそれに当るのには強運が必要(!?)。
というのは、実は10月14日〜12月31日まで久しぶりの一般公開だったというのに、既に予約受付終了(泣)。1回にわずか20名のみの週8コースとなれば、必然的にそうでしょうね。私だけじゃなく、国内外から希望者が殺到するわけですから……。

 

アルノ川南側のサン・フェリチタ教会前。ファサードを隠すように回廊が通る アルノ川南側のサン・フェリチタ教会前。ファサードを隠すように回廊が通る

外郭を辿ってみる

となれば、外から回廊を辿ってみようと思い実行しました。
今から450年も前に作られたというのに、わずか5ヶ月で完成したとは信じがたい立派な回廊。ちょうどポンテヴェッキオの真ん中には、大きめの窓が取り付けられていて、これは第二次世界大戦中にムッソリーニの命令で大きくしたもの。その先は、塔を壊されることに断固反対したマンネッリ家の塔(現在のジェラート屋の上)をよけて迂回するという、ちょっと変な格好に。
注意していないと見過ごしてしまいがちですが、ふだんは見上げることのない頭上60度角の回廊。かつてのメディチ家の要人の通勤の様子を想像しながら辿ってみるのもなかなか興味深いものです。ここにもまた、メディチ家の繁栄の一部が垣間見えますよ。

 

メディチ家の邸宅だったピッティ宮殿 メディチ家の邸宅だったピッティ宮殿

【関連情報】

■ Corridoio Vasariano(コッリドイオ・ヴァザリアーノ)
ピッティ宮殿〜ヴェッキオ宮

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/11/06)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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