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海外現地発ガイド通信

愛らしい白い街に上品なバロック建築がミックスした南伊の小都市


掲載日:2016/05/24 テーマ:観光地・名所 行き先: イタリア / フィレンツェ

タグ: 一度は行きたい 教会 建築


聖マルティーノ伝説

聖マルティーノの「マント伝説」を表す彫刻。聖マルティーノ教会のファサード中央に 聖マルティーノの「マント伝説」を表す彫刻。聖マルティーノ教会のファサード中央に

4世紀のこと、ある若い兵士が半裸のホームレスに出くわします。不憫に思った兵士は自らのマントを二つに裂いてホームレスに与えました。その夜、兵士は夢を見ます。その半分のマントをまとったイエス・キリストが語りかけてきたのです。。。これは聖マルティーノの伝説。つまり兵士のマルティーノが回心し、その身を神にささげるきっかけとなったエピソードです。そして今日ご紹介するのが、この聖マルティーノを町の守護聖人とし、町の名もこの聖人に因んでつけられた南イタリアのマルティーナ・フランカ。聖人を祭る聖マルティーノ教会は町を代表する建築物で、ファサード中央にはまさにこのエピソードが鎮座しているんです。

町のキーワード「白&バロック」

旧市街地の中央に位置する聖マルティーノ教会 旧市街地の中央に位置する聖マルティーノ教会

さて、昨今大人気の南イタリアですが、中でもイタリア最東南端のプーリア州は私の超オススメの旅先! この地方は、地質、また歴史上イタリア中北部とは随分異なる個性的な街並みが多く、一度訪ねるとその魅力にとり付かれてしまいます。もちろん私もそのひとり。マルティーナ・フランカのキーワードは「白」と「バロック」! 南イタリアの青い空とのコントラストに映える白く愛らしい街並みと、17世紀から18世紀初頭にかけてローマに誕生した凝った装飾が特徴の華やかなバロック建築。でも、安心してください(笑)! この小都市に溶け込む落ち着いたミニマリズム的バロックですよ。

白い理由とバロック旋風の道

ラーマは旧市街地の中で最も歴史あるエリア ラーマは旧市街地の中で最も歴史あるエリア

プーリア州ではなんといっても世界遺産指定のアルベロベッロが有名ですよね。三角屋根のトゥルッリが特徴の白い街並み。石灰乳を塗ったもので、このサレント半島(長靴のかかと)が石灰岩大地であることに由来します。石灰乳は殺菌効果のあることから昔からこの一帯で利用されており、白い街が幾つも点在するんです。またプーリア州は19世紀にイタリアが統一される以前、スペイン王国支配下のナポリ王国に組み込まれていましたが、ヨーロッパ中に広まったこの芸術の旋風がこの地まで届いたのです! 壁で囲まれた旧市街地の、聖マルティーノ教会や聖ドメニコ教会、貴族の館などが醸し出す洗練された佇まいには良い意味で予想を裏切られ驚きを隠せません。

聖マルティーノのマント

正面奥のサント・ステファノ門から旧市街地へ。門の天辺にも聖マルティーノの騎馬像を戴く 正面奥のサント・ステファノ門から旧市街地へ。門の天辺にも聖マルティーノの騎馬像を戴く

ところで余談ですが、イタリア語で“礼拝堂”のことをcappella(カッペッラ)といいます。その語原は前述した聖マルティーノのエピソード。マントのことをラテン語で「カッパ(cappa)」と言い、半分のマント=短いマントは「カッペッラ(cappella)」。聖マルティーノのマント(cappella)が保管された場所、それが礼拝堂(cappella)となりました。この教会の彫刻を眺めながら思うに、こんな思いやりの心をいつも持ち合わせていたいものですね。

関連情報

バロック建築の聖ドメニコ教会 バロック建築の聖ドメニコ教会

■Martina Franca(マルティーナ・フランカ)
アクセス:バーリ中央駅から南東鉄道(Ferrovia del Sud Est)で1時間40分〜2時間。アルベロベッロからは南に二駅。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2016/05/24)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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