ジェノバには意外なほど見どころが詰まっている?

中世から近世にかけては独立した海洋国家として栄え、現在もイタリア最大の貿易港を持つ港湾都市ジェノバ。同じ北イタリアのミラノやベネチア、もしくは国境を越えてすぐのフランスのニースに比べると、必ずしも日本で人気の観光地というわけではありませんが、世界遺産があり、コロンブスやパガニーニといった歴史上の人物ともゆかりがあり、そして何よりも広大な港の景観が美しい、魅力の詰まった都市なのです。今回はそんなジェノバの必見スポットをご紹介します。

現在は市庁舎として使われているトゥルシ館の入口 現在は市庁舎として使われているトゥルシ館の入口

迷わないように要注意! 随一の広さを誇る旧市街

かつてベネチアと覇権を争うほどの海洋国家だったジェノバには、当時の繁栄を彷彿とさせる巨大な旧市街が広がっています。ジェノバ市街の中心はフェラーリ広場となっていますが、その付近を境に南側が比較的新しいエリア、北側がディープな旧市街となっています。旧市街のほうは細い路地が多く道も入り組んでいるので、散策の際は必ず地図を持っていくようにしましょう。現在地のわかるGoogle Mapのような地図アプリだとより便利かもしれません。また、人通りの少ないエリアもあるので、暗くならない時間帯に散策できるようにしましょう。観光地然としていない素朴なヨーロッパの町並みを楽しめてとてもおすすめです!

世界遺産のガリバルディ通りにはパガニーニのヴァイオリンも

旧市街の北端には、世界遺産に登録されているガリバルディ通りがあります。ここは道幅が広く、両側には数々の宮殿が建ち並ぶ華やかなエリアとなっています。宮殿のうちのいくつかは博物館や美術館として一般に公開されているので、気になる建物があったらぜひ立ち寄ってみましょう。おすすめは、現在も市庁舎として利用されているトゥルシ館で、ここではコロンブスの自筆の手紙と、初期ロマン派の伝説的ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニのヴァイオリンを見ることができます。

丘の上の展望台からジェノバの港を一望

ガリバルディ通りからさらに北に進みカステレットの丘を登っていくと、ジェノバを一望できる展望台「スピアナータ・カステレッロ」があります。徒歩でも十分行ける距離ですが、ガリバルディ通りの入り口にあたるポンテッロ広場からエレベーターに乗って行くこともできます。展望台にはベンチもあるので、ここでゆったりと過ごすのもおすすめです。大きな港と複雑な作りの旧市街を一望していると、他のイタリアの街とは違った趣を持つジェノバの魅力をより強く感じられるかもしれませんね。