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海外現地発ガイド通信

セリエA、ミラノの2大名門――あなたはミラニスタ?インテリスタ?


掲載日:2007/09/11 テーマ:歴史 行き先: イタリア / ミラノ

タグ: すごい! サッカー スタジアム


ミラノを代表する2チーム

ミランの博物館的な存在である「ニュー・ミラン・ポイント」 ミランの博物館的な存在である「ニュー・ミラン・ポイント」

8月25日からスタートした07-08シーズンのセリエA。八百長問題で1年間セリエBに降格していたユベントスも復帰し、今季は一段と熱き戦いになるだろう。昨季はダントツの強さでスクデット(タイトル)を獲得したインテルも、UEFAチャンピオンズリーグで優勝したACミランもうかうかしていられない。開幕2試合終了時点では、ユベントスとローマが好調。インテルとミランはやや足踏みしているが、聖地・サンシーロで戦う両者のこと。いずれ盛り返してくるだろう。
そのインテルとミランだが、150万の人々が暮らすミラノの街で人気を2分する。「ロッソネロ(Rossonero=赤と黒)かネッラアズーリ(neroazzuri=黒と青)か?」は、いつの時代も大問題なのだ。
泊まったホテルのスタッフがインテリスタなのを知らずに、赤と黒のレプリカユニフォームを身にまとっていたりすると、意地悪な目に遭う可能性もある。逆にインテリスタ同士だったら親切にされるかもしれない。
なぜ両サポーターがそれほど激しいライバル意識を燃やすのか。それはクラブの歴史に起因する部分が大きい。

ACミランの歴史

ミラニスタの陣取るクルバ ミラニスタの陣取るクルバ

日本で最もメジャーなクラブの1つであるミランの正式名称は「ミラン・アソシアツィオーネ・カルチョ」。創設は1899年と古い。「ミラン・クリケット&フットボールクラブ」として発足したが、当初はスイス人とイングランド人の多いチームだった。第2次大戦を挟んで低迷もあったが、1950年代以降はイタリア屈指の強豪に成長する。栄華を極めたのは80年代後半から90年代前半。メディア王でありイタリア前首相だったベルルスコーニが会長となり、巨額の投資を行ったのだ。結果として、名将・アリゴ・サッキのもとアタッキングフットボールが花開くとともに、ルート・フリット、フランクリン・ライカールト、マルコ・ファンバステンの「オランダトリオ」が大活躍。その後もパオロ・マルディーニ(元イタリア代表)、レオナルド(元ブラジル代表)、シェフチェンコ(現チェルシー)ら世界のそうそうたるタレントが次々と集結。UCL制覇7回という驚異的な実績を残しているのだ。
5月24日広場(Piassa Venti quattro Majo)にある「ニューミランポイント」へ行けばミランの長く重い歴史を学べる。少し町中から遠いが、チケットやグッズも売っているので、足を運ぶ価値はあるだろう。

インテルの歴史

インテリスタの陣取るクルバ。プレシーズンのため上階に空きがあるが、冗談公式戦になればスタンドは立錐の余地もなくなる インテリスタの陣取るクルバ。プレシーズンのため上階に空きがあるが、冗談公式戦になればスタンドは立錐の余地もなくなる

一方のインテルだが、正式クラブ名は「インテルナツィオーナーレ・ミラノ・フットボールクラブ」。前身はACミランと同じ「ミラン・クリケット&フットボールクラブ」だが、外国人選手の加入問題を巡ってクラブ内対立が生じ、それを推進するグループが独立して1908年に設立した。「インテルナツィオナーレ」という名には「国際的で、国籍に関係なく世界中の選手に門戸を開く」という意味が込められている。そんな歴史ゆえ、ミランと同じスタジアムを本拠地とするのに「サンシーロ」とは呼ばない。インテリスタは正式名称の「ジュゼッペ・メアッツァ」と呼ぶのが普通なようだ
しかし分家である彼らは苦い歴史を辿る。第2次大戦前にはファシスト党政権によりUSミラネーゼとの合併を強いられたこともあるのだ。1950年代以降はフェラーリの資金力にも後押しされ、60〜70年代にも常勝軍団として君臨した。が、90年以降は栄華を極めるミランに反して優勝はなし。「毎年のようにビッグネームを買い漁るのが災いしている」とミラニスタからも揶揄され続けた。チェルシーのモウリーニョ監督にも「インテルは失敗の典型例」などと皮肉交じりに言われる始末。昨季のスクデット獲得でようやく溜飲を下げた格好だ。インテルにはそんな歴史を学ぶ場所がないのが残念である。

今年最初のダービーは12月23日!

インテル対ミラン戦。今季は12月23日と来年5月4日だ インテル対ミラン戦。今季は12月23日と来年5月4日だ

両者が激突するミランダービーは今季は12月23日と来年5月4日。時間的余裕があるので、じっくりと観戦計画も立てられる。まずは両者のことをよく知り、今季の戦いぶりをしっかりと観察しておこう。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/09/11)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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