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海外現地発ガイド通信

絵画史上の最高傑作−『最後の晩餐』を観るなら今!


掲載日:2018/11/04 テーマ:世界遺産 行き先: イタリア / ミラノ

タグ: 一度は見たい 教会 素晴らしい


まるで宝くじのようなチケット取得?

レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』 レオナルド・ダ・ヴィンチ作『最後の晩餐』

世界でもっとも有名な画家と、世界でもっとも有名な絵を問われれば、次の名を挙げる人が最も多いのではないでしょうか。“レオナルド・ダ・ヴィンチ”と、同画家の『最後の晩餐』。もともと大変評価されていたこの絵が、小説「ダ・ヴィンチ・コード」の出版とそれに続く映画の上映により、瞬く間に世界TOPの知名度を得ましたね。それが得てして我々には幸とはならず、お目にかかるのがますます困難に状況になってしまったものです。というのも、通常絵画は美術館と相場が決まっているものですが、この絵は教会付属の施設(元の食堂)にあり、人数を25人ずつに区切り15分だけ鑑賞できるというもの。世界中に鑑賞希望者がごまんといるというのに、これではチケットを取るのは宝くじに高額当選するようなものです。ですが皆さん、ようやくチャンスが巡ってきましたヨ!

人類史上突出した天才

絵が保存される教会付属のチェナーコロ(食堂) 絵が保存される教会付属のチェナーコロ(食堂)

レオナルド・ダ・ヴィンチの紹介など今更する必要もないほど世に知られた大家ですが、敢えておさらいすれば、幼いころから類まれな画才を発揮し、芸術における非才ぶりは彫刻や建築の分野にも波及。ちなみに歌も相当上手かったそうですし、かなりのイケメン!(関係ない?)。さらに数学や物理学、解剖学などの科学者としての多分野での発明・発見、功績の数々も、この人物が「万能の天才」と言われる所以ですね。そしてこれらの科学を芸術の域に持ち込んだ第一人者、それが今から500年前に活躍したレオナルド・ダ・ヴィンチなのです。

遠近法&立体感

『最後の晩餐』と向かい合わせに描かれた、ジョヴァンニ・ドナート・モントルファーノ作『キリストの磔刑』 『最後の晩餐』と向かい合わせに描かれた、ジョヴァンニ・ドナート・モントルファーノ作『キリストの磔刑』

中世ヨーロッパで芸術の花が咲き誇った14世紀に始まる文芸復興:ルネサンスも、初期の絵画は平面的なものがほとんどでした。15世紀になり、レオナルドと同じトスカーナ州に生まれフィレンツェで絵筆を振るったマザッチオやパオロ・ウッチェッロらにより遠近法による絵の制作が始まったとされています。レオナルドはその後、つまり半世紀を経て立体的な画法を確立させたと言えるでしょう。『最後の晩餐』では遠近法の一点透視図法に加え、光と影、色の濃淡やグラデーション、また繊細に細かく或いは淡く描くことで立体感を出したのです。

チャンスは今!

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(右)と食堂(左) サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(右)と食堂(左)

しかし哀しい哉、保存に長けたフレスコで描かれなかったこの絵は剥落がひどく、500年の間には幾度も修復が行われ、その度に原画から遠のいていったようです。しかし1978〜1999年に超近代的技術を駆使して行われた修復により、上から何度も被せられた絵の具は全て落とされ、より原画により近い状態に戻されました。そうです、上に書いた、宝くじに当たるような確率でのチケットの取得、つまりこの鑑賞スタイルも、この絵の保存の為なのです。でも今、そのチケットもこれまでと比べると随分取り易くなりました!さあ、チャンスは今です!!

インフォメーション

Cenacolo Vinciano(チェナーコロ・ヴィンチアーノ)
■住所:Piazza Santa Maria delle Grazie 2, Milano
■電話:+39-02-92800360
■URL:www.cenacolovinciano.net
■休館:月、1/1、5/1、12/25

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2018/11/04)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
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