地域ごとに郷土料理があるイタリア

イタリア料理といえば、地域ごとに様々な郷土料理があるのが特徴です。その土地で収穫される産物を上手に生かして、その土地らしい料理を作るのがイタリア流なのでしょう。地元の料理というと素朴なイメージがありますが、イタリアは田舎町ばかりでなく、都市もたくさんあります。今回はヨーロッパ有数の大都市、ミラノのあるロンバルディア州の食事とワインについて紹介していきます。

郷土料理と地元ワインで、美味しいイタリアの旅を。ロンバルディア州編 郷土料理と地元ワインで、美味しいイタリアの旅を。ロンバルディア州編

ヨーロッパ有数の大都市、ミラノ

ミラノはイタリア北部、ロンバルディア州にある州都です。人口およそ130万人のミラノは、イタリアではローマに続く2番目に大きな都市です。その呼び名からロンバルディア州の東側に接するヴェネト州のミラーノと混同されることもあるそうなので注意しましょう。ヴェネト州のミラーノは「Mirano」で、ロンバルディア州のミラノは「Milano」、“r”と“l”が違います。話が横道に逸れてしまいましたが、ミラノといえば食品だけでなく、薬品や機械などの工業、ファッションなどでも有名な町です。1年に2回、夏と秋に開催されるミラノコレクションは世界でも有数のファッションショーです。ミラノの女性は世界一、オシャレだなどともよく言われます。ミラノのファッションの特徴は「素材を生かしたシンプルな表現」なのだそうです。これって、そのまま料理にも当てはまりそうです。ファッションにも料理にも、イタリア人の気質が反映されているのではないでしょうか。

ミラノを代表する二つの料理

ミラノ料理で代表的なものとして、オッソブーコとコトレッタを挙げてみます。オッソブーコは子牛スネ肉の煮込み料理です。レモン、パセリ、にんにくを使ったグレモラーダソースを合わせ、サフラン風味のリゾットと一緒に食べるのがミラノ風。コトレッタは、「ミラノ風カツレツ」という別名もあるバターとオリーブオイルで牛肉を揚げる料理で、焼き色が黄金色なのが特徴です。黄金料理などとも言われています。

時空を超えるミラノのディナー!

オッソブーコやコトレッタなどの肉料理と共に味わうといえば、やはり赤ワイン。隣国スイスとの国境に位置するヴァルテッリーナ渓谷で栽培された葡萄のネッビオーロ種などでできた赤ワイン、古い歴史を持つ「ヴァルテッリーナ」がオススメです。洗練された大都市、ミラノで古くから親しまれてきたオッソブーコやコトレッタを食べながら飲む、渓谷の葡萄で作られたワイン、ヴァルッテリーナ。古代から現代まで、時間の枠を超えたイタリアが楽しめそうですね。