世界遺産「ナポリ歴史地区」の中心

ナポリ旧市街は「ナポリ歴史地区」として世界遺産に登録されていますが、その中でも特に歴史的な景観を色濃く残しているのが「スパッカナポリ」と呼ばれるエリアです。スパッカナポリは、ナポリ市街の中心とも言えるダンテ広場からすぐのトリブナリ通りと、ジェズ・ヌエーボ教会の前を走るベネデット・クローチェ通り(西側はサン・ビアージョ・デイ・リブライ通り)に挟まれたあたりのエリアを指します。このエリアは細い通りの両脇に歴史的な建築物が建ち並び、さらに教会やレストラン、土産物屋が密集している観光スポットとなっています。ナポリ観光では必ず立ち寄るところだと思いますが、交通手段にはぜひ地下鉄、それも「トレド駅」のご利用がおすすめです。さて、それはなぜでしょうか?

歴史的な建築が並ぶスパッカナポリ 歴史的な建築が並ぶスパッカナポリ

芸術的な内装が楽しめるナポリの地下鉄

ナポリでは近年「芸術の駅」というプロジェクトが進められており、いくつかの駅(特に地下鉄)では、凝った内装がされたり彫刻作品が展示されたりしています。その最も顕著な例としてしばしば紹介されるのがトレド駅で、この駅はナポリに留まらず、「ヨーロッパで最も美しい地下鉄駅」とも呼ばれています。ホームから改札にかけては海底をモチーフにした内装が、改札から駅出入口までは古代遺跡の壁画をモチーフにした内装が施され、その徹底したこだわりっぷりに思わずカメラを構えしまいます。トレド駅直上のトレド通りは、さまざまなショップが並ぶナポリの目抜き通りのため利用者が多いこの駅ですが、近くを訪れる際はぜひ利用してみてください。

スパッカナポリへのおすすめルート1 「トレド駅〜ナポリ大聖堂」

スパッカナポリの最寄り駅は、トレド駅の隣のダンテ駅ですが、それほど離れてはおらず、上述の通り見ごたえがある非常に美しい駅なので、ぜひトレド駅をご利用いただきたいところです。個人的なおすすめルートとしては、トレド駅から地上に上がってトレド通りを北上し、三叉路となるひとつ前の通りで右折してジェズ・ヌエーボ教会へ向かいます。人気スポットのジェズ・ヌエーボ教会はぜひ観光しておくと良いでしょう。そのまま景観を楽しみつつベネデット・クローチェ通り&サン・ビアージョ・デイ・リブライ通りを進み、ドゥオーモ通りで左折してナポリ大聖堂へ向かいます。

スパッカナポリへのおすすめルート2「 ナポリ大聖堂〜ダンテ駅」

大聖堂を見たあとは、トレド通りに戻るような方向でトリブナリ通りを進み、地下道を見学できるナポリ・ソッテラネアやいくつかの教会を観光しつつ進んで行き、アルバ門を超えてダンテ広場に到着します。帰りはそのままダンテ駅を利用すれば、時間のロスを最小限に抑えることができます。時間を有効に使って、ぜひスパッカナポリを堪能しましょう!