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3大テノールならぬ、ウンブリア3大ドゥオモのある古都スポレート


掲載日:2008/03/06 テーマ:観光地・名所 行き先: イタリア / オルヴィエート

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古都スポレートの見どころはやっぱりドゥオモでしょう!

階段の下にたたずむ大聖堂。毎年6月から7月にかけて世界的音楽祭「スポレート・フェスティバル」が開催されます。椅子が並び、オペラ、バレエ、演劇、コンサートが行われます。熊川哲也も登場したんですよ 階段の下にたたずむ大聖堂。毎年6月から7月にかけて世界的音楽祭「スポレート・フェスティバル」が開催されます。椅子が並び、オペラ、バレエ、演劇、コンサートが行われます。熊川哲也も登場したんですよ

イタリアの中心部、緑のハート=ウンブリア州には美しい3大ドゥオモがあります。オルヴィエート、トーディ、そしてここスポレートの大聖堂です。
スポレートは紀元前7世紀にはウンブリ人が住んでいたといわれ、この地域の最も古い町で拠点として栄えていました。2600年も続く町ですから様々な歴史や逸話があり、詩人ゲーテも感動した「水道橋(Ponte delle Torri=塔の橋)」もあったりと見どころ満載ですが、やはり見逃せないのがロマネスク様式のドゥオモでしょう

大聖堂もリサイクル?2000年前の石探しも楽しいです

ファザードは優美で繊細。小さいながらも気品のあるドゥオモがスポレートの大聖堂です。オルヴィエートの豪華さとはまさに正反対の美しさ ファザードは優美で繊細。小さいながらも気品のあるドゥオモがスポレートの大聖堂です。オルヴィエートの豪華さとはまさに正反対の美しさ

スポレートのドゥオモはとても繊細で優雅。通常は町の高台、しかも階段の上に作られるドゥオモですが、ここスポレートの大聖堂前には長い下りの階段が続きます。上から見下ろす大聖堂はとても特徴的で謙虚な印象を受けます。
8つのバラ窓が左右対称に並ぶファザードは1200年頃に作られ、金色に輝くビザンチン様式のモザイク画、聖母マリア、洗礼者ヨハネ、そして祝福する王座のキリストを見ることができます。
現在の大聖堂は1155年にローマ皇帝フリードリッヒにより破壊された跡に建設されたのですが、随所にローマ時代の古い石材が再利用されています。特にファザード左にある鐘楼や柱廊に多く使われているようで、滑らかな石の中、ところどころ彫刻が施さた古い石を見つけることができます。今から800年前にもリサイクルの精神があったのですね。

ルネッサンスの巨匠、フィリッポ・リッピのフレスコ画は圧巻!

内部はバロック風に改装され、ファザードとはあまりマッチしていません。写真奥にある後陣には当時のフレスコ画が残っていて、その中まで入れるようになっています 内部はバロック風に改装され、ファザードとはあまりマッチしていません。写真奥にある後陣には当時のフレスコ画が残っていて、その中まで入れるようになっています

内部はバロック風に改装されていますが、後陣部分は、ルネサンス中期を代表する画家フィリッポ・リッピのオリジナルのフレスコ画が残っています。左から「受胎告知(Annunciazione)」「聖母被昇天(Assunzione)」「キリスト降誕(Nativita')」が描かれており、この偉大なるフィレンツェの画家はこのフレスコ画を描いている時に足場から転落して死亡してしまいました。
彼のお墓はこのドゥオモ内にあり、メディチ家のロレンツォ豪華王の命により、息子のフィリッピーノ・リッピが墓をデザインしました。後陣中央にある「聖母被昇天の図」では彼の自画像が描かれています。白いマントをまとっているのがそれで、その手前の天使が息子と言われています。ぜひ探してみましょう!

スポレートで人生を閉じたリッピの半生を感じることができます

後陣左側に描かれている「受胎告知」。とても柔らかく女性的な印象を受けます。この右側にリッピとその息子の自画像があります。ぜひご自身の目で見つけてください 後陣左側に描かれている「受胎告知」。とても柔らかく女性的な印象を受けます。この右側にリッピとその息子の自画像があります。ぜひご自身の目で見つけてください

フィリッポ・リッピは、「ヴィーナスの誕生」や「春」で有名なボッティチェッリの師匠であり、フラ・アンジェリコとともにルネッサンス期を代表するフィレンツェ派の画家です。彼の人生は波乱に富んでいて、孤児だった彼は修道院で育てられ修道士になるのですが、随分奔放的であったらしく、修道女を半ば強引に連れ去り駆け落ちしてしまいます。その後、二人の間に息子フィリッピーノ・リッピが生まれるのですが、当時としてはすごいスキャンダルな訳です。しかし彼の芸術的才能から奇跡的に還俗が許されています。
彼の描くマリアやサロメは愛する妻であるルクレツィアがモデルと言われていて、淡い輪郭、柔らかいタッチはまるで彼の愛に包まれているかのようです。
リッピの作品はウッフィツィ美術館所蔵の「聖母子の二天使」とこのスポレートのフレスコ画を見ることをお勧めします!

【関連情報】

■スポレートへのアクセス
ローマから列車で直通75分
アッシジから列車で40分
ペルージャから列車で60分
オルヴィエートから列車で100分

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/03/06)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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