映画の舞台『ポンペイ最後の日』  一夜で火山灰に埋もれた町が蘇る

イタリア・ポンペイ・映画のあの場所の現地ガイド記事

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映画の舞台『ポンペイ最後の日』  一夜で火山灰に埋もれた町が蘇る

掲載日:2009/11/05 テーマ:映画のあの場所 行き先: イタリア / ポンペイ ライター:大塚ばつ丸

タグ: ミステリー 一度は見たい 史跡 歴史



ABガイド:大塚ばつ丸

【映画のあの場所のABガイド】 大塚ばつ丸
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大阪在住。欧米旅行も可能な日数が取れる夏休み、冬休みなどの時期は別として、一日の有給休暇を取るだけで行ける場所として回数を重ねるようになったのが韓国。趣味の旅行、映画、写真が結びついて、ロケ地を訪ねるホームページ「ばつ丸のロケ地を旅する」を始める。

アポロの神殿 アポロの神殿

ベスビオ火山の大爆発を背景にした映画

火山の大爆発で一夜のうちに火山灰に埋もれ、滅びたイタリアの町ポンペイ。この歴史に残る自然災害を題材にした『ポンペイ最後の日』という映画は3本も製作されている。その中で一番新しいものは1960年に作られた映画で、その大ざっぱなストーリーは青年とその恋人が無実の罪で投獄されるが、おりから起こった火山の大爆発に乗じて牢を抜け出し、シシリー島に逃れるというもの。

 

居酒屋のカウンターと酒壷 居酒屋のカウンターと酒壷

一夜にして火山灰の下になったポンペイの町

ポンペイはナポリの近くで栄えていた町だったが、AD79年に起きたベスビオ火山の大噴火で火山灰に埋まってしまった。発掘されたのはようやく18世紀になってからで、1700年近くも手付かずのまま火山灰に埋もれたままになっていたことになる。イタリアをはじめ世界にはたくさんの遺跡が残っているが、それらには何らかの形で後世の手が加わっていて、当時のものとはどこかが違っている。一方、ポンペイは古代ローマ時代の姿をそのまま伝える貴重なものとして、1997年に世界遺産(文化遺産)にも登録された。

 

パン屋の石臼 パン屋の石臼

驚かされる生活レベルの高さ

ポンペイの遺跡を訪れてみると、当時はまだ紀元1世紀だったというのに、市民の生活レベルが高かったことには驚かされる。石造りの立派な建物や神殿、整備された住民の集会所、街角にある公共水道の設備、碁盤の目のように張り巡らされた石畳の舗道。道路には歴史を物語るように馬車の金属製の車輪で作られたわだちがくぼみになっている。一段低くなった道を横断する歩行者のために飛び石のようなものまで作られている。ポンペイでそんな文化生活が営まれていた時代に日本はどうしていたのだろう?と年表を見てみると、卑弥呼から200年近くもさかのぼる弥生時代の真っ只中だった。

 

市民の広場 市民の広場

生き生きと蘇る市民の生活

地中海の交易都市として栄えたポンペイは各地からの商人でにぎわった。彼らが買い付けた品物をそれぞれの故国へ送るための宅配便のルーツみたいな店がすでにあったようだ。その看板には言葉の通じない人にもわかるように、荷物配送を表す絵が描かれている。そんな配慮は道路標識にも見られる。歩道には、人々が行きたいと思う場所はこっちの方向にあると示す絵が矢印の形で彫ってある。酒の壷が埋め込まれている居酒屋のカウンターや焼きかけのパンがそのまま残っていたというパン屋を実際に自分の目で確かめると、当時の生活を描いた想像画で見た人々の姿が現実のように生き生きと蘇って来る。

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2009/11/05)
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※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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