オペラ&バレエも公演される、ローマ遺跡「大衆浴場・カラカラ」

イタリア・ローマ・遺跡の現地ガイド記事

Subscribe with livedoor Reader RSS

オペラ&バレエも公演される、ローマ遺跡「大衆浴場・カラカラ」

掲載日:2007/11/05 テーマ:遺跡 行き先: イタリア / ローマ ライター:山盛菜々子

タグ: すごい! 遺跡



ABガイド:山盛菜々子

【イタリアのABガイド】 山盛菜々子
全ガイドを見る
イタリア在住。外国人記者クラブ所属。日本ではブルームバーグ、スカイイタリアのアジア特派員として生放送に出演。政治家、実業家、俳優、デザイナーなど、多数の著名人と対談。2006年4月に、フリーの記者として独立。ファッション、紀行、デザインの取材に関わることが多いが、文化、政治経済、エンターテイメントなど、ジャンルを問わずに幅広く活躍中。

ローマ時代のお風呂は巨大! ローマ時代のお風呂は巨大!

ローマ最大規模のスパ

カラカラ浴場は、ローマ帝国時代(212−217年)に建設された、大衆浴場である。カラカラという名前は、当時のカラカラ帝に由来する。1500人以上が入浴できたという当時最大規模の浴場は、最古の水道のひとつであるアクア・マルチャが利用された。周壁を含めたエリアのサイズは、337m x328m、浴槽だけでも220m x114mと、本当に巨大だ。
水こそはカラカラなのだが、今でもきれいに残されているローマ時代の遺跡の一つである。修復作業を繰り返し、6世紀には浴場としての使用が停止し、16世紀になって本格的発掘作業が行われた。

 

公共浴場とは思えないほど贅沢な施設は緑がいっぱい 公共浴場とは思えないほど贅沢な施設は緑がいっぱい

ローマ時代にサウナ!?

「昔の人は、賢い」と言うが、カラカラ浴場は、ローマ人たちの知恵が結成してできた場所の一つである。一角に柱廊をめぐらして長椅子を備えた屋外の建築物の中には、エセドラと呼ばれる段々の浴槽があり、8万リットルもの水を貯水できる。4つの扉を通って浴槽エリアに行くことができ、扉に続いている四角いスペースは、脱衣所として使われていたようだ。斜めの小さな入り口がついている長方形の部屋は、お湯の熱を逃がさないような工夫がされており、サウナとして使われていた。その他、様々な工夫によって、各浴槽の水は、温度調節がなされていた。ローマ時代の典型的な公共浴場は、だいたい3つの浴槽があり、熱め、ぬるめ、冷たい水のの浴槽に分かれており、カラカラも例外ではない。

 

レジャー施設だった遺跡を散歩しよう

カラカラを歩いてみると、遺跡が本当にきれいに残されており、ローマ人たちは、温泉につかりながら日々の疲れをいやしていた様子が目に浮かぶ。カラカラは、彼らにとって、公共浴場だけでなく、レジャー施設であった。実際に、今でも図書館跡やジムなどのスポーツ施設跡が残されており、この遺跡も目にすることができる。現在では、野外コンサートやオペラなどのイベント広場として利用されている。最近死去したオペラの巨匠ルチアーノ・パヴァロッティが、プラシド・ドミンゴとホセ・カレーラスと共に、3大テノールのコンサートを行ったのもここである。夏には、野外オペラとバレエが毎年開催されるので、季節が近づいたらまたご紹介しよう。

 

【関連情報】

住所:Viale delle Terme di Caracalla 52
電話:+39-06-39967700
営業時間:09:00〜日没1時間前まで
定休日:12月25日、1月1日

 
 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/11/05)
※渡航前に必ず現地の安全情報をご確認下さい。http://www.anzen.mofa.go.jp/
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
 提供情報の真実性、合法性、安全性などについては、ご自身の責任において事前に確認して利用してください。
エイビーマガジンについて

 

最安値ローマツアー


最安料金万円


 
エイビーロードTOPへ

海外旅行の比較検討サイト エイビーロードでぴったりの海外ツアーが探せる、見つかる! 160社超の旅行会社の提供するツアー・航空券、海外ホテルの比較検討ができます。
海外旅行に必要な現地の情報『海外旅行徹底ガイド』や現地在住のABガイドも要チェック!


おすすめガイド記事