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海外現地発ガイド通信

古代劇場「テアトロ・マルチェッロ」は、昔の総合住宅!?


掲載日:2007/11/26 テーマ:世界遺産 行き先: イタリア / ローマ

タグ: すごい! 遺跡 世界遺産 歴史


初代皇帝の甥のマルチェッロが名前の由来

古代ローマの繁華街に欠かせない劇場「テアトロ・マルチェッロ」 古代ローマの繁華街に欠かせない劇場「テアトロ・マルチェッロ」

ローマ最大規模の古代劇場、テアトロ・マルチェッロ。テアトロ・マルチェッロは、ジュリアス・シーザーが企画した公共事業の一つであったが、シーザーは劇場の完成を見る前に暗殺されてしまい、紀元前13年頃にローマの初代皇帝アウグストウスによって完成された。マルチェッロという名は、若くしてこの世を去ったアウグストウスの甥、マルチェッロの名前に由来する。ちなみに、テアトロは、イタリア語で劇場という意味である。催し物は、劇だけでなく、詩の鑑賞やコンサートなども行われた。劇場は、都会的なローマの街に欠かせない、エンターテイメントの一つであった。

ローマ時代の建築は、工夫がいっぱい

直径は、111メートルにも及び、当時1万5千人ほどの観客を収容できたと言われている。ローマ帝国時代の建築構造を代表する建物であり、劇場を仕切っている太く短い簡素な柱は、ギリシャ古典建築の影響が見られる。古代劇場の構造は、三層になっている。屋根付きの通路とトンネルが、半円形の劇場内部を囲み、その中に傾斜している客席がある。内部は石灰華、セメントと編み目の入ったレンガでできており、外壁は、トラバーチンという石灰華ですっぽり覆われていた。また、ローマにある劇場の多くは、周囲の自然環境を考慮に入れた位置に、建設されている。このテアトロ・マルチェッロは、当時テヴェレ川の小島が見えるように建てられたが、現在は、周囲にある建物に景色が遮られている。

総合住宅としてのテアトロ・マルチェッロ

もともと劇場ととして使われていたが、10世紀以降、要塞や貴族の館として使われたという記録も残っている。それにしても、古代劇場の中に住むことができるなんて、考えられないほどの贅沢だろう。ルネッサンス時代の建築家ペルッツィは、一番上の層を改築して、総合住宅として使えるようにした。職人が住んでいた時代もあったようだ。テヴェレ川の南西を見渡すことができる最上階は、劇を見るには、最高のボックスシート(特等席)と言えよう。歩けば遺跡にあたるというローマの街の遺跡巡りは、本当にきりがない!

【関連情報】

■住所:Via Del Portico D'Ottavia 29 00186 Rome
http://www.roma2000.it/zmarce.html

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2007/11/26)
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