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ディオィクレティアヌス浴場の中に建てられたサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ・エ・マルティリ教会


掲載日:2008/01/16 テーマ:世界遺産 行き先: イタリア / ローマ

タグ: すごい! 遺跡 教会 世界遺産


浴場建設に関わった殉教者たち

観光名所でありながら、ついつい通り過ぎてしまうサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ・エ・マルティリ教会 観光名所でありながら、ついつい通り過ぎてしまうサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ・エ・マルティリ教会

天使と殉教者たちの聖マリアという名前の教会は、ローマの中央駅テルミニの目の前にある。ひっそりとたたずむ偉大な建物は、1561年ごろ、ディオィクレティアヌス浴場の遺跡があった現在のレプッブリカ広場に建てられた。ルネッサンスの巨匠、ミケランジェロによる設計である。ローマ帝国時代3世紀を支配したディオィクレティアヌス帝は、キリスト教信者たちを迫害した。伝説によると、この教会は、浴場を建てるために犠牲者となった殉教者たち,つまりキリスト教徒の奴隷たちに捧げられた、と言われている。

ローマの遺跡をルネッサンスの巨匠が改造

ローマ式の浴場は、典型的に、温度差のある3種類の浴槽(熱い、ぬるい、水)に分かれていたが、この3種類の浴槽のうち、ぬるめ水を利用した微温浴室が改装された。浴槽は、テルミニ駅をもすっぽり入れてしまうほどの巨大な浴槽で、ミケランジェロの手によって、この浴槽の一部が教会に生まれ変わった。一般的な教会と違い、この教会の正面には、階段や柱がなく、ただの壁にドアがついている。これは、浴槽の一部を壊さずに、そのまま利用したためである。当然ながら、シンプルな壁の奥には、17−18世紀のモザイクや壁画が残っている。1702年に完成した日時計も興味深い。ローマ帝国の浴槽は、太陽光線を多く取り入れ、自然に保存する工夫がなされているが、その工夫を利用して、教会の中に日時計が創られた。

国家の教会として

1870年から1946年にかけては、イタリア共和国の正式な国家教会としての役割も果たしたサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ・エ・マルティリ教会。最近では、戦争で死亡した兵隊などの国家葬儀に使われている。
長ーい名前には、長ーい歴史があるのだなと、しみじみ思った。

【関連情報】

■サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ・エ・マルティリ教会
住所:Piazza della Repubblica
オープン: 7:00-12:30, 16:00-18:30

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/01/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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