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海外現地発ガイド通信

カルチョに観光と欲張りたい人にオススメの街、ローマで本場の熱狂的なプレーを堪能


掲載日:2008/05/16 テーマ:歴史 行き先: イタリア / ローマ

タグ: すごい! サッカー スタジアム 世界遺産


サンピエトロ寺院にトレビの泉。まずは数多くある観光名所を回って南部人気質に触れる

ローマ有数の観光名所であるトレビの泉 ローマ有数の観光名所であるトレビの泉

ミラノからフィレンツェなど主要都市を南下してきたイタリア編もいよいよ佳境。約270万の人々が住む首都・ローマに入る。
ローマといえばローマカトリックの総本山であるバチカンのサンピエトロ寺院(Basluca di San Pietro)」、トレビの泉(Fontana di Trevi)や映画「ローマの休日」で有名なスペイン広場(Piazza di Spagna)など観光名所が目白押しだ。列車の玄関口であるローマ・テルミニ(Roma Termini)駅などは、ひっきりなしに人が行き交う。殺風景なミラノ中央駅に比べて、ローマ・テルミニ駅は明るく近代的。道行く人々も陽気で、どこか暖かみがある。ビレッテリア(切符売場)の対応1つ取っても違う。ミラノでは全てが事務的だが、ローマでは順番待ちをしている間にも誰かが話しかけてくる。ヒマそうにしているホテル予約窓口のおじさんなどは「どこから来たの(Di Dov'e sei)?」「1人(Sei sono)?」と黙っていない。お喋りは「南部人気質」そのものだ。

ローマといえば、スタディオ・オリンピコ。重厚な歴史のある競技場を訪れる

バチカンのシンボル・サンピエトロ寺院 バチカンのシンボル・サンピエトロ寺院

余談はさておき、本題のサッカーに話を移そう。ローマのスタジアムといえば、1960年ローマ五輪のメイン会場だった「スタディオ・オリンピコ(Stadio Olmpico)」だろう。1953年5月17日に竣工してから半世紀以上も古都に君臨する。収容人員は8万1000人。もちろん1990年イタリアワールドカップ決勝・ドイツ対アルゼンチン戦もここで行われた。ディエゴ・マラドーナもこのピッチでプレーし、世界中を魅了したのだ。
このオリンピコのある場所はローマ北部。有名なテヴェレ川のすぐ隣にある。テルミニ駅からは地下鉄A線で「フラミニオ(Flaminio)」まで行き25番トラムに乗り換えるか、910番バスを利用するという2つの方法がある。910番バスの降車場はオリンピコから見てテヴェレ川の反対側の広場。バスを降りれば、ティフォージ(サポーター)が一目散にオリンピコへ向かうから、流れに沿って歩けばいい。テヴェレ川を渡る時「いよいよだ」となぜか気分が高揚する。

行きは地下鉄&バス、帰りはバスを利用するというのがお勧めの行き方。
ナイトマッチの場合、夕方の道路混雑がひどく、時間が読めないからだ。ただし、ローマの地下鉄は他の街以上に警戒しなければいけない。仕事仲間のカメラマンは、混雑した地下鉄でいつの間にかスリに前方を封鎖され、ポケットに手を突っ込まれた。幸いにして被害はなかったようだが、こういうケースは日常茶飯事。私もローマではリュックを前に抱えて電車に乗っている。帰りは道も混雑していないのでたった30分でテルミニ駅に出られる。効率よくスタジアムを往復することが、快適かつ楽しいサッカー観戦につながるのだ。

チケット購入にはコツがある。これがベストの観戦方法?!

サンピエトロ寺院のクーポラ。ここからスタディオ・オリンピコも見える サンピエトロ寺院のクーポラ。ここからスタディオ・オリンピコも見える

オリンピコにホームを置くのは、ACローマ(Roma Associazione aportiva)とラツィオ(Lazio societa sportiva)。それぞれの沿革の説明は次回に譲るとして、ともにオリンピコでは比較的簡単にチケットが手に入る。難しいのは両者の直接対決であるローマダービー、インテル、ユーべ、ミランとのビッグマッチ、UEFAチャンピオンズリーグの重要試合くらいだ。
ただ、チケットは安くない。ローマ戦のメインスタンド(Tribuna Monte Mario Centrale)は最低でも75ユーロ(約1万2000円)。バックスタンド(Tribuna Tevere)側なら最高でも50ユーロ(約8000円)だ。バックスタンドでもいろんなカテゴリーがあるので、とりあえず一番安いコーナー付近(Tevere Laterale)を33ユーロ(約5300円)で買って中に入ろう。この国では1人1人のチケットを細かくチェックしないので、そのいい加減さに感謝しつつ中央へ移動。空いているいい席で試合を観るのだ。これがベストの観戦方法なのだ。

試合前から発炎筒が炊かれるなど、大いに盛り上がるスタディオ・オリンピコ 試合前から発炎筒が炊かれるなど、大いに盛り上がるスタディオ・オリンピコ

バックスタンド中央部の好位置は年間シートで埋まっていることが多い。が、ここはイタリア。男性は女性に甘い。ハーフウェーラインの付近の見やすい席に近づいて行けば、男性が「ここに座っていいよ」と席を空けてくれるだろう。私もそういうオイシイ思いをしたことがある。

★熱しやすく冷めやすいロマニスタとともに試合を満喫する!

彼らとの触れ合いも忘れられない。生粋のロマ二スタ(Romanista=ローマーサポーター)である彼らは、フランチェスコ・トッティが絶妙のスルーパスを出すたびに興奮し、両手を挙げて絶叫する。ローマの選手が倒されれば容赦なくブーイングを浴びせ、レフリーに文句をつける。ここまでサッカーにのめりこみ、勝利を目指せるイタリア人がうらやましい気がした。それだけ大騒ぎしながら、タイムアップの笛が鳴るや否や、彼らは席を立って「チャオ、アリベデルチ(Chao Aribederci!)」と別人のようにクールに帰路に着いたのだ。日本人のように「余韻を楽しむ」という文化はオリンピコにはないようだ。そんな気質だから、トラムやバスの運行も早く終わる。うかうかしていると、テルミニ方面への足を逃すことになる。注意しよう。

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/05/16)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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