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今から2000年前に建てられた神殿…中には教会が。不思議な「ミネルヴァ神殿」


掲載日:2008/06/06 テーマ:観光地・名所 行き先: イタリア / ローマ

タグ: すごい! 教会 歴史


外は神殿、中は教会の風変わりなミネルヴァ神殿

美しい大理石の柱と、14世紀に建設されたポポロの塔。今も昔もこのコムーネ広場は町の中心地です 美しい大理石の柱と、14世紀に建設されたポポロの塔。今も昔もこのコムーネ広場は町の中心地です

古代イタリアの先住民族の一つウンブリ人が作ったといわれるアッシジの町には長い歴史が息づいています。このミネルヴァ神殿(Tempio di Minerva)もその一つで、ローマ帝国時代に自治都市(コムーネ)として栄えた証であるコムーネ広場にその当時の美しい姿を残しています。
コリント式柱頭をもつ6本の溝つき円柱が美しい神殿は、なんと今から2000年以上前の紀元前1世紀に建てられ、最高の保存状態で残っています
興味深いのはその内部。1539年に正面の石柱をそのままに、まるで内装リフォームのように内側に教会が作られたのです。教会の名はサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会。ソプラは歌のソプラノ(最高声部)の語源となる「上」を表す言葉で、ミネルヴァの上に建てられた教会という意味となります。17世紀に今のバロック様式に改築されました。

聖フランチェスコ聖堂の中にもミネルヴァ神殿があります!

聖フランチェスコ聖堂にあるジョット作の「聖フランチェスコの生涯」の一枚。背景にミネルヴァ神殿がありますが、中は空っぽです 聖フランチェスコ聖堂にあるジョット作の「聖フランチェスコの生涯」の一枚。背景にミネルヴァ神殿がありますが、中は空っぽです

アッシジの聖フランチェスコ聖堂内に、フランチェスコの生涯を描いた有名なジョットの連作壁画がありますが、その中の一枚にもこのミネルヴァ神殿を発見することができます。
「王者の栄誉(Francesco onorato dall'uomo semplice)」という名の壁画は、まだ神の声を聞いていない若きフランチェスコがミネルヴァ神殿の前を歩いていると、ある一人の男が尊敬の印として足下に布を差し出すというシーンが描かれています。よく見てください。この壁画のミネルヴァ宮殿にはまだ教会が入っていません。そうです、「聖フランチェスコの生涯」は1296年から1299年頃に描かれているため、ミネルヴァ神殿の内部にはまだ教会がないのです。

ローマにもサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会がある?

神殿の柱の奥には教会の入り口があります。神殿の外観からは想像できない教会内部はバロック様式。入るとちょっと驚きます 神殿の柱の奥には教会の入り口があります。神殿の外観からは想像できない教会内部はバロック様式。入るとちょっと驚きます

実はローマにも同じ名前の「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」があります。その名の通りミネルヴァ神殿跡に建てられた教会は、ローマの中心、パンテオンのすぐ近くです。実はローマの教会の方が有名なんです。内部にはフラ・アンジェリコ、フィリッピーノ・リッピ、ミケランジェロ、ベルニーニの作品があって、小美術館とも呼ばれています。また、イタリアの二人の守護聖人の内の一人、聖カテリーナ(もう一人はアッシジの聖フランチェスコ)も眠っています。
アッシジとローマを旅行したら、この同じ名前を持つ教会を見比べてみるのも楽しいですよ

【関連情報】

美しいコムーネ広場にはオープンカフェも美味しいレストランもあります。歩き疲れたここで一休みするのもいいですね 美しいコムーネ広場にはオープンカフェも美味しいレストランもあります。歩き疲れたここで一休みするのもいいですね

■ミネルヴァ神殿
サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会
場所:旧市街の中心地、コムーネ広場内
開館時間:
 [平日] 7:15-19:00(火・金は14:00-17:15閉館)
 [日曜・祝日] 8:15-19:00

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/06/06)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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