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海外現地発ガイド通信

ローマとラツィオ。激しいライバル関係にある両チームのサッカーをナマで観る!


掲載日:2008/07/28 テーマ:サッカー観戦 行き先: イタリア / ローマ

タグ: サッカー スタジアム


サッカー観戦旅行でもコロッセオなどの名所は必見!

陸上競技場兼用でも非常に見やすいスタディオ・オリンピコ。ローマダービーの時には一種の戦争状態と化す 陸上競技場兼用でも非常に見やすいスタディオ・オリンピコ。ローマダービーの時には一種の戦争状態と化す

1ヵ月半にわたって連載したユーロ2008特別編も終了。通常のサッカー観戦情報に戻ることにする。今回は5月以来のイタリア・ローマ編。1回目はローマの概要やスタディオ・オリンピコへの行き方、賢いチケットの買い方などを紹介した。サンピエトロ寺院やトレビの泉、コロッセオなどの名所はサッカー観戦旅行でも必見だろう。
第2回目の今回は、ローマにホームを置く2つのビッグクラブ、ローマ(Roma Associazione sportiva)とラツィオ(Lazio societa sportiva)の紹介から始めたい。

スクデット3回獲得、昨季も2位でUCL出場権をキープした名門・ローマ

テヴェレ川を渡ってスタディオ・オリンピコへ。ロマニスタもラツィアーレもモチベーションが徐々に高まってくるという テヴェレ川を渡ってスタディオ・オリンピコへ。ロマニスタもラツィアーレもモチベーションが徐々に高まってくるという

まずASローマ(Associazione sportiva Roma 1927 s.p.a)だが、この地を本拠としていた4つのクラブが統合され1927年に発足した。創設から14年後の1941−42シーズンに初のリーグ優勝を成し遂げ、庶民の圧倒的支持を得る。まだジェノバやミラノがサッカーの中心だったこの時代のタイトルは快挙といわれたが、背後のファシスト政権の政治的サポートがあったともいわれる。
その後は長い低迷に見舞われ、セリエBに転落した時期もあった。そんなジャッロロッシ(Giallorosso=黄と赤、ローマの愛称)に光が差したのは1970年代終盤の外国人禁止政策の撤廃だ。ブラジルからやってきた元日本代表監督のファルカンが救世主となる。82−83シーズンには41年ぶりのスクデットを獲得した。そして93年のセンシ会長の就任によって再びビッグクラブへの道を歩み始める。中田英寿も所属していた00−01シーズンにはトッティや元アルゼンチン代表FWバティストゥータの活躍で3度目のスクデットを獲った。07-08シーズンもインテルに続く2位をキープ。今季もUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権を獲得 している。ベテランになったトッティは依然として輝いており、現イタリア代表のデ・ロッシやペロッタなど新たなタレントも次々と出現している。

近年は財政難や八百長疑惑などさまざまな問題に苦しむラツィオ

ローマ・テルミニ駅から徒歩圏の場所にあるラツィオポイント。熱狂的なサポーターの溜まり場になっている ローマ・テルミニ駅から徒歩圏の場所にあるラツィオポイント。熱狂的なサポーターの溜まり場になっている

一方のラツィオ(Societa sportiva Lazio s.p.a)は1900年創立。ローマより歴史が古い。ローマを含むラツィオ州の名をクラブ名としているだけあり、ローマ市以外のティフォージ(サポーター)も多い。「ローマはホワイトカラー、ラツィオはブルーカラーに支持される」とも揶揄されることも多い。1973−1974シーズンにラツィオは初めてセリエAでスクデットを獲得する。
だが、その後は暗黒時代に突入する。が、92年にクラニョッティ会長が就任するとようやく彼らはビッグクラブ飛躍のきっかけをつかむ。名将・ゼーマンの超攻撃的サッカーは見る者を魅了した。後にイングランド代表を務めるエリクソン監督が率いた99−00シーズンには2度目の王者に輝いた。しかしラツィオの栄光の時代はここまで。21世紀を迎えると財政問題に直面。チームを支えたネスタやルイ・コスタらスターを放出せざるを得なくなる。04−05シーズン直前には清掃業で財を成したロティート会長が就任したが、05-06シーズン末のカルチョスキャンダルに巻き込まれるなど、上位浮上の足がかりをつかめない。昨季も元イタリア代表でキャプテンのルチアーノ・ザウリらを擁しながら12位。宿敵・ローマに大きく水を開けられている。

ダービーの際のチケット入手、応援歌など情報収集はラツィオポイントへ!

ローマの試合へ行くと、トッティが紹介される時には、ゴール裏の盛り上がりが最高潮に達する ローマの試合へ行くと、トッティが紹介される時には、ゴール裏の盛り上がりが最高潮に達する

それでも両者の激突「ローマダービー」は首都に住む380万の人々に落ち着きと冷静さを失わせる。古代ローマ時代から数え切れないほどの戦闘を繰り返してきたローマ人たちの血がここぞとばかりにたぎるのだろう。ティフォージの激しさを味わいたいなら「ラツィオポイント」へ行ってみるといい。テルミニ駅から徒歩5分の好位置にあるため、立ち寄りやすい。私が訪れた時も店長と若者2人が大声で応援歌を熱唱していた。
「ノン・モラーレ・マイ〜、ノン・モラーレ・マイ〜、ノン・モラーレ・マイ〜、ノン・モラーレ・マイ〜(Non morrare mai=決して諦めない)」
「コンキスタ ラ・ビクトリア(Conquista la victoria= 勝利を勝ち取る)〜、コンキスタ・ペル・ノイ(Conquista per noi=自分たちのために征服する)〜、アレ・ラ・ラツィオ・アレ(Alle la Lazio alle!=行け、行け、ラツィオ)〜」

新シーズンのセリエAは8月31日開幕。UCL決勝もスタディオ・オリンピコで!

ローマのシンボルの1つであるコロッセオ。空いた時間には観光も楽しもう! ローマのシンボルの1つであるコロッセオ。空いた時間には観光も楽しもう!

ラツィオポイントではチケットも買える。ダービーのチケットは当日だと難しいが、数日前に行けば手に入る可能性は高い。「ない」と言われても、諦めずにスタジアムへ行ってみよう。イタリアはいい加減な国。どの情報が正しいか分からない。いずれにしてもアタックあるのみ。それによって道が開けることはきっとある!
08-09シーズンセリエAは8月31日開幕予定。詳しい日程は8月になってから発表される。ローマダービーは年2回。そのタイミングに合せてイタリアへ行くのも一案だ。来年5月のUCL決勝もスタディオ・オリンピコで行われるだけに、その時期に照準を当ててもいい。ローマはいつ訪れても感動的な町。楽しみはとっても多いのだ!

 

※記事は掲載日時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。(掲載日:2008/07/28)
※旅行前には必ず、外務省の海外安全ホームページで訪問地の安全情報についてご確認ください。
※この記事はガイドレポーターの取材によって提供された主観に基づくものであり、記事は取材時時点の情報です。
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