ローマがあるイタリアの州はどこ?

ラツィオ州と言われてもピンと来ない方も少なくないでしょうが、あの有名なローマがあるのがイタリア中部のラツィオ州です。イタリア全国に数多くあるワインの産地のうち、今回はラツィオ州のワインを紹介していきましょう。イタリアにはワイン法というワインの格付け制度がいくつかあります。そのひとつにD.O.Cと呼ばれるものがあります。日本語に訳すと「統制原産地呼称」という物々しい呼び名になります。葡萄の産地と品種、醸造方法、熟成方法、熟成期間、科学的成分など、いくつもの条件を満たしたワインがD.O.Cとして認められるそうです。

地元ワインを飲んで、美味しいイタリアの旅を。ローマ編 地元ワインを飲んで、美味しいイタリアの旅を。ローマ編

2千年以上の歴史を持つ、フラスカーティ

温暖な気候となだらかな地形に恵まれたラツィオ州は、葡萄栽培にはもってこいの場所です。そのラツィオ州には2つの有名なD.O.C.ワインがあります。ひとつは「フラスカーティ」で、古代ローマ時代から作られていたという歴史あるワインです。ローマ帝国の滅亡により、一時期その醸造も廃れかけましたが、中世に復活し、現在に至っています。ドイツの詩人、ゲーテが「まるで楽園にいるようだ」というコメントを残したという逸話もあるとか。中甘口のアマビレ、甘口のカンネツリーノ、ドルチェ(甘口)など、いくつかの種類があり、日本ではスパークリングワインと呼ばれるスプマンテもあります。

おもしろすぎる名前、エスト!エスト!!エスト!!!

もうひとつ、ラツィオ州でよく知られたD.O.Cワインといえば、「エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンティフィアスコーネ」。トレッビアーノ種、マルヴァジア種など、いくつかの葡萄をブレンドして作るのがこのワインの特徴です。12世紀にやってきた司教の弟子が後から来る司教に美味しいワインのある宿屋を教えるため、ドアに「エスト(ある)」と書いたのが名称の由来だそうです。

ローマに行って地元ワインを満喫しよう!

ローマといえば、スペイン広場、トレヴィの泉、パラティーノの丘、バチカン美術館など、数えきれないくらいに観光地があります。観光地巡りでお腹が空いたら、レストランやワインバールでイタリア料理を楽しめるのがイタリア旅行の醍醐味。そして料理のお供といえば、ワイン。ローマのランチ、ディナーで飲む地元ワインのフラスカーティ、エスト! エスト!! エスト!!! ディ・モンティフィアスコーネは、あなたの旅にさらなる感動を与えてくれることでしょう。