クリスマスはどう過ごす?

仕事で海外に行く機会は多い私ですが、クリスマスから年末年始にかけてのシーズンはたいてい日本にいます。自分が日本で過ごしたいというのもありますが、その時期は飛行機もホテルも値段が上がる上、政府の機関などは休みになり、仕事にならないからです。それでも過去に一度、海外でこの時期を過ごしたことがあります。それは(かなり前ですが)一年以上ひとり旅をしていた時のこと。当時、私はトルコのイスタンブールにいました。12月も中旬でしたが、トルコはイスラム教国なので当たり前ですが、いっこうにクリスマス気分が盛り上がりません。そこで私はイタリアのローマまで移動することにしました。カソリックの総本山バチカンがあるぐらいなので、クリスマスはさぞかし盛り上がっているだろうと思ったからです。

キリスト教国のイタリアで迎えるクリスマスは、どんな感じ? その1 キリスト教国のイタリアで迎えるクリスマスは、どんな感じ? その1

イスラムの国からキリスト教の国へ

イスタンブールから列車で1日かけてギリシャのテッサロニキへ。18時間かかり、文庫本を何冊も読み終わりました。そこから夜行バスで、アルバニア国境近いイオアンナへ。それからアルバニアに入国し5泊した後、船でまたギリシャのコルフ島へ渡り、そこでイタリア行きの船に乗り換え、ブリンディシに上陸。夜行列車でローマに向かいました。何ともややこしい道のりでしたが、何とか12月24日の朝にローマのテルミニ駅に着きました。クリスマスで盛り上がっている町に、間に合ったと思ったのですが…。

クリスマスイヴの朝にローマに到着したが

町は見事に静まり返っていました。巨大なクリスマスツリーもありません。予想外でした。当時の自分が無知すぎたのでしょう。イタリアには、もともとクリスマスツリーを飾る文化はありません。あれは北欧起源の、ドイツやイギリスなどアルプス以北の習慣です。サンタもアメリカナイズされたもので、欧州ではサンタはクリスマスプレゼントを持ってきてくれません。つまり日本でポピュラーなクリスマスのイメージとは、アメリカ経由で日本に入ってきたものなんですね。商店街は「イルミネーションで飾られてにぎやか」どころか、みなクローズ。レストランも日本のように「クリスマスディナー」を宣伝するどころか、やはりみなクローズ。思い切り当てが外れてしまいました。(続く)