旅の途中でクリスマスを思い出し、ローマへ

かなり前の話ですが、たぶん今でも状況は同じだと思うので、私の海外で過ごしたクリスマス体験を書いてみたいと思います。若いときに、アジアを横断するバックパッカー旅行をしていたことがありました。そのとき、トルコやバルカン半島まで来ていた私は、もうすぐ年末だということに気づきました。クリスマスやニューイヤーはどこで過ごそう…。そこで私は、ローマに行くことにしました。何しろ、カソリックの総本山、バチカンがあるところです。何とかクリスマスに間に合うようにローマへ。テルミニ駅に着いたのは、12月24日の朝。ぎりぎりセーフでした。

海外で過ごすクリスマス〜予想が外れ失敗! 地味なローマのクリスマス〜 海外で過ごすクリスマス〜予想が外れ失敗! 地味なローマのクリスマス〜

到着したものの、閑散としていたローマ

テルミニ駅近くの日本人宿は、冬休みということでかなり日本人がいました。しかし、「クリスマスは町中がイルミネーションで彩られ、商店街は人々でにぎわう」という予想は見事に外れました。まず、商店やレストランは、昼頃になってもほとんどが閉まったまま。当時私はかなり海外の文化に疎かったので、「欧米の人は、クリスマスは基本的に家族ですごす」ということを知らなかったのです。この年はちょうど土日もかかった4連休となり、かなりの人が実家に帰省していました。日本のようなクリスマスセールどころか、移民の人が開いている店を除いて商店はほぼ休み。それに欧州でセールは、年明けの2週目ぐらいからです。

地元の人は家で過ごすので、交通機関も間引き

そんな訳で、レストランも観光客向けとか、駅やその周辺などをのぞき、ほぼクローズ。とくに25日は、厳しかったです…。そしてツリーは、実はドイツや北欧など北ヨーロッパの文化なんですね。イタリアでは「プレゼビオ」という、「イエス誕生の様子のジオラマを作ってそこにプレゼントを置く」地味なもの。なので、パリのシャゼンリゼのイルミネーションや、ドイツのクリスマスマーケットのようなものを期待していた私はガッカリしました。観光名所は開いていましたが、とにかく町に活気がありません。目立つのは旅行者ばかり。24日はまだバスや地下鉄も動いていましたが、25日はかなりの間引き運行(さらに途中で休止)。24日の夜にバチカンのミサに行こうとしましたが、もはや夜はバスは動いていませんでした(歩いて行きました)。

基本的には、静かなローマのクリスマス

どうも日本にいると、クリスマスは遊びの口実ですが、カソリックの信者が多いイタリアでは、生活に根ざしたものです。そういえば、昔は日本でも大晦日は家族で過ごすものでした。最近のローマのクリスマス事情は詳しくはわかりませんが、商店やレストランが閉まってしまうのは同じようですし、博物館や見どころも25日は基本的には休みのようです。そんな訳で、クリスマスの旅行を考えている方は、現地事情を調べてから行きましょう!